ストレンヂア感想
・アニメ映画を観て気がついたことがある。
おたくってキャラの名前がわからないと担当声優の名前をあげて
キャラを判別するよね。
自分も含めてな!
例えば「あのとき大塚さんがさー」という言葉でもってどのシーンを語って
いるのか伝えてしまう(笑)
・知人のメガドライバーにシルキーリップがエロゲになるよと教えたところ、
シルキーリップは小学生ですよ?
としごくまっとうな疑問を投げかけられました。
ああ、そうね。小学生はエロ対象にしちゃだめだよね。うん、そうね。
だからエロゲになるんだけどね
と教え諭してもよくわかっていない&華麗にスルーされました。
エロゲになるにあたりそのへんは超法規的手段(こう見えても18歳以上
ですというアレ)がとられると思われますが、子供だからこそ意味がある
昨今のエロゲ事情……ロリは二次元でな?
・インガノックのファンクラブ通販予約特典はアペンドシナリオCDときた。
おまけ小話ということだな。これは公式から買うしかないわ。
予約特典は小話や設定(スタッフインタビュー含む9が楽しめるものが
一番嬉しい。
ストレンヂアを観に行ってきました。
観るつもりでいたもののだらだらと劇場に足を運ばず、そのままスルー
してしまいそうだったんだが機会があってようやく。
一言であらわすと超絶わんこ映画。
柴犬最高イヤッフー!!! というシャウトを色んなシーンで上げそうになった。
温泉シーンのくるくるがたまらん<。かわいい……かわいい!
え? ふんどし? 男キャラはいいからわんこを出すんだ。今すぐ!
という無駄な勢いで吠えあげるくらい登場する犬がかわいくてですね。
実際に柴犬を飼っている・飼っていた人は観ておくと吉。
ストーリーを追うとちと辛い映画なんだが、そのぶんシンプルではある。
えれー渋い。女(エロ)とかロマンスとかそのへんの華やかなアプローチは
いっさいなくかなりの男祭り映画。因縁の対決とかそんなんもいっさいなし。
淡々としている。己の欲望のために戦いばたばたと人が死んでいく。
PG12ということでばんばん人体パーツが飛び交います。
セリフまわしもドライなうえ上記の理由もあってか、どことなく無常感漂う
映画になっておりますよ。初っぱなからこいつら全員死にそうって思ったもんよ(笑)
アニメで劇場オリジナルでこの渋さ。よく作れたもんだ。
観終わってすぐは「話しつれー」と思っていたが、帰宅して感想を書くために
反芻していたらだんだんツボに入ってきた……(笑)
売りのアクションはそれはそれはすごかった。剣劇だけでなく足場回りの
アクションもあって面白い。ただ早すぎて何が起こっているのかよくわからん。
五条霊戦記のアクションシーンみたいだ。
明の武人たちのアクションは武侠映画の丁々発止の動きなんだと思う
のですが、あれをアニメで再現するのは難しいのかもしれない。
ワイヤーやCGを使って実際の人体を動かすとかっこいいし凄さが出るの
だけど、アニメでそれをやられてもよくわからん。どういう動きをしているのか
はっきり見せないと、それが「すてきだ」と思いにくいんだなー。
アニメだとどんなすごい動きでも「あり」としてしまえるのも一因かな。
このように気がついてしまったこともあるものの、それでもアクションが
すばらしかったことにはかわりなく。
下剋上かました武将が明の女武人を槍でなぎ払うシーンがかっこよかった。
あと名無しが刀の封印を切るところ。盛り上がり度120%であり最高にかっこよき
ナイスシーン。
死に様が光っていたのは双剣のホモとラスボス。
2人と1匹の道中は次第にうち解けていくのがよかったな。ずっと一緒に
いるといいと、そう思うようになる描写でした。このへん好きだなー。
メインキャラの声を声優ではなくタレントがやっていますが、名無し役の
長瀬智也ちゃんと聞けるレベル。はもうすこし抑揚があったらと思うものの
悪くないです。
ラストはどちらともとれる描き方をしていて、どうなったのかは観客の
心の中に……というエンドなんだけどモヤモヤとはしない終わり方。
2人と1匹の行き先をもう少し観ていたいと思ってしまったあたり、
なんだかんだ言いつつも楽しんだ1本でした。
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