おっさまに無理矢理……
・本がどうしようもない。
トッキュー最終巻を買ってきましたよ。
国際緊急救助隊(コッキンタイ)の話をやっている最中現実でも出動が
あって、リアル組織を舞台にしている物語ではときたまあるビンゴ具合を
披露していたなぁ。
最後らへんは詰め詰めの展開になってしまったけど、やっぱトッキュー
は好きだ。レスキュー現場はそらー物語の華なんだけど、その華を描くに
あたってキャラクターたちの「日々の訓練」が見えるところがいいんだよ。
他のレスキュー漫画でもやっているのかもしれないが、「こんなことを
やるのかー」という関心がトッキューでは持てて大いに楽しめました。
単行本には海保取材日記がついていて、これがまた「こんなこと」の
オンパレードで面白いんだ。
正直言うとレスキューよりも訓練のほうが気に入っています。
特殊救難隊入りしたあとのヒヨコ期間が最高に面白い。嶋本隊あたり
まではそういう楽しみ方ができるんだが、真田隊になってからは
トッキューとして脱ヒヨコしたあとの物語になっているので、訓練の
面白さは少ないんですよね。
レスキューは西海橋編がお気に入り。この先どうなるんだっていう
ハラハラ感があると思う。
トッキューを読んでから海保特番をみると、ミツロウの取材は細かいっ
てのがよくわかります。もちろん原作の小森さんの知識もハンパない
わけですが、習慣や装備品とかほんとまんまみたいです。
たまに「今の海保の人漫画に出てるよ……な?」という現象が起きて
ニヤニヤできる(笑) 似顔絵上手いんだ。
週刊少年漫画の単行本を最後までそろえきったことは過去2度だけ
なんだがトッキューで3度目になりました。
ヴィンランド・サガに釣られてマガジンを買ったけれど、ヴィンサガだけ
でない出会いがあった。
たまには週刊少年漫画雑誌を読んでみるもんですね。
トッキュー!! (7) (講談社コミックス―SHONEN MAGAZINE COMICS (3543巻)) 小森 陽一 講談社 2005-06-17 by G-Tools |
7巻の表紙が一番好きなので7巻の書影をはる。
それにしてもミツロウの描く女体はええのう。20巻兵悟姉のボーダーシャツ
縞のうねり具合とか、無駄に……(笑)
おっさま役に立たないよおっさま。教授が塔に登ってくるまでのあいだ
じっと待ってるおっさま。機械壊してくださいおっさま。
誰もいないはずのタワー頂上コントロールルームには、実はおっさまが
待ちかまえていたのだった! という劇的なシチュエーションはわかるけど、
冷静にツッコミを入れてしまえる余裕を視聴者が持ってしまうとトホホだな。
いや絵面はかっこいいんだけども。
大塚芳忠声のキャラは一筋縄ではいかないもんだな。出ましたマシンガン。
指からです(笑) 自らの肉体も改造してしまうというマッドなシーンではあったが、
その後の展開のほうが驚いた。教授自身の姿は「皮」で、本当の容姿を
おっさまに作り替えていたなんて。
いやもーこんな展開になるとは思ってもおらず、出てきた瞬間ええー! と
声をあげてしまいました。
なんですかこのかわいさ余って憎さ百倍コーナーは。
科学者の「かわいさ余って~」は才能や仕打ちへの羨望嫉妬がからむから
やっかいだ。わざわざ容姿を似せるほど二十面相愛憎フルパワーですよ。
おっさま(二十面相)は性別問わずモテモテすぎまする(笑)
一番最初に二十面相と呼ばれていたのは教授だったってのも驚いたなぁ。
物語の最初から二十面相の風評があれこれあったけれど、それは二十面相が
ふたりいたからなのか。
話しは変わってこの回のキャラ萌的キモは、
おっさまの容姿の教授に背後から抱えられ、
無理矢理レバーを握らされるチコ
にあると思うんだがどうだろう。
中身は教授なんで凶悪面のおっさまなんですが、チコの拒絶っぷりとかこう、
おっさまに無理矢理なんかされちゃってるチコ
という絵面なことには変わらなく、先週から引き続き
エロ同人のネタにしてね!
と言われているような気がする(笑)
抵抗しきれずレバーを動かしてしまい、無力感一杯で半ば放心したチコの
表情は
されちゃった……
みたいでもうね。
そういうふうに見えてしまう己のヨゴレ具合にがっかりですよ。
いえいえ、おっさまとチコをそんなふうにはとらえてはいないのですけどね!
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