ENGINE

　・バンダイチャンネルで2月1日より牙狼第1話が無料配信されるもよう。
　生身アクションのステキっぷりは1話と7話が光りまくっているので
観ると幸せになれるかもしれんです。というか観ろ。

　・しばわんこの和のこころはアニメ化するのか……わんこがしゃべる?!(笑)

　イベントCGが公開されています。げっちゅ屋ですでに公開済みのCGなの
ですが、コメントがついているのでまた違った楽しみがありますよ。
　とりあえずあれだ、藤枝さんが軟派男子にえらいことされてるっぽい(笑)
　宇佐見に彼女ができるのかどうかが気になる。うまくいきますように、
なむなむ……

　ヒーローとして描かないレスキュー物ってんでいきなり救助者死亡展開
ですよおっかさん。
　助かりそうだと思わせておいて輸送ヘリの燃料がなくて飛べないという
展開になり、そこをうまいことクリアしたぜベイベー！　と思いきや、救助者の
意識レベル低下にて失禁シーンというインパクト極大の絵を見せられ
緊張度120%。いやもうここの描き方はすごい。邪な目で見ていられないくらい
ヤバイとわかる。途中から正座して観てんですよ私。
　画面やキャラのやりとりは淡々としているだけに（キャラクタの心中では葛藤が
あることは伝わってきます）漫画という印象は薄くなっています。
　1話のまったり具合がうそのような緊張感です。主人公の成長物でもある
のでしょうが、初っぱなから厳しい現実を目の当たりにしてテンパリまくってます。
見ていてはらはらするのでこちら方面も緊張感が(笑)

　3話はエンディング曲への入り方がとても良かったですよ。
ままならない現実があってどうしようもなくて、いっぱいいっぱいな状況を
せつなく煽られたというかんじ。ドラマチックでした。

　でもって

ファイナルシーカー レスキューウイングス 小川 一水 山本 七式 by G-Tools

　ノベライズ版を小川一水さんが担当しているので読んでみました。
　アニメ版のノベライズというわけではなく、同じ小松救難隊を舞台にした
キャラクタとテイストの異なる内容です。
　アニメはシリアスで現実に近い設定ですが、それより漫画テイスト強めに
してあるのがファイナルシーカーです。
　漫画テイストよろしく幽霊がでてくるという、ちょっと不思議物ではあるものの、
かっ飛びすぎた内容ではなく小綺麗にまとまっていた１本でした。
　実際の現場にある設定をもった幽霊がいたとしたらどうなるか、という
シミュレーション的色合いがあり、機材の描写など取材の成果が見てとれます。
そこがかっ飛び漫画物になるのを防いでいる部分もある。
　こちらはアニメとちがってメディックが主役で、彼らが経験しそうな理不尽や
出来事が書かれています。こういうことってあるかもなぁと思えた。
いたずらや好奇心でSOSしてくる人だっているんじゃないかな。

　ただ主役が自身の能力に常に疑問を感じているからなのか、矛盾を
抱える職場だからなのか、いつもの現場燃えは今ひとつ。
わざとセーブして書いているのか、ヒーローとかかっこいい話になりすぎない
ようにしているのか……
　メインの大きな流れ・話があるというよりも、救難隊員のある期間を書いて
いるんだよね。話がちょっとこぢんまりしているかな。章立てでエピソードが
書いてあるから綺麗にまとまってはいるものの、ちと食い足りない気もする。
　どんどん読み進めるだけの引きはあったし面白かったけれど、読後に引き
ずるものはなかったなぁ。

　やーでも最後の久慈川隊長の訓示まわりは熱かったな！
「地獄の縁から引きずり戻してやるのがお前らの任務だ！」って隊長最高。
ここいらはみんなかっちょえーです。
　このセリフは本当はもっと長いんだが、そこだけ抜き出すとなんかこう、
色々とまずいような気がしたので。
　クソ寒い中でバカげた鬼ごっことか叩きのめして連れ帰れだとか、ちゅうご……
ド阿呆ども……救助に行ってんですよ、ええ。

　原作プレイ済み視聴者はどこを楽しめばいいのじゃろかー？
　展開は今のところ一緒ですし、絵の構図もそのまま使っているところも多い。
動いてしゃべっているところは楽しめるかと思ったんですけど、バトルまわりが
中途半端でしぼむ。
　ランサーのゲイボルグはやっすい必殺技やのう。今後ゲイボルグMk2
をやる気ならばこれもありかもしれないが、宝具の重みを感じられなかったなぁ。
　「おおう」と楽しめたところもあることにはあるのですが、30分付き合って
お楽しみはちょびっととなるとちと疲れる。
　これはあれかな、やはり原作プレイ済みゆえのMyFateイメージが
あるから楽しめないんだろうか。知識が白紙ならいけるものですか？
　絵はけっこう綺麗だとは思うのですが、影のつけ方配色などパッキパキの
アニメカラーでなぁ。もうちょっとなんとかならんか。
　視聴をやめてしまうほどピンときていないわけではないものの、感想は
気が向いたときだけになりそうです。

　奈須きのこさんの書くあの世界設定の話はアニメには向いてないんじゃ
なかと思い始めた。
　設定が膨大にあって、そいつらが相互に作用して空気を作っているん
ですよね。だからそこを受け手側に飲み込ませないと魅力が出にくいんだと
思うのですが、映像でそれをやるのは骨が折れそうだ。
　文字面（もじづらと読んでください）も重要で、たとえば「刺し穿つ死棘の槍」
と書いて「ゲイ・ボルグ」と読ませるあたりも持ち味だと思うんですよ。
　アニメでは描きにくい文字面は声優の演技で補えそう、もしくは＋αが出せ
そうではあるのですが……うーん、今回のアニFateでは感じられずに
おりますよ。