ヱヴァンゲリヲン序
・渋谷駅に降りたらハチ公前は地獄の人混みでビルから出ることも
できんかった。しかたがないので迂回して出たわけだ。デモかなにか
やっているのかと思ったら福田・麻生両名の自民党総裁選挙街頭演説
をやっていました。人混みに納得しまくった瞬間であった。
スクランブル交差点では緑パンツグレーTシャツ禿頭の兄さんが警官と
小競り合いをしていて、政治活動の現場には色々と事件が出るもんだと
いうのを目の当たりにしたり。
・エヴァTV放送時にどんばまりしてなかったのはあれだ、同時期に
ガンダムWをやっていて私はそっちにいってたんだと放送年月日を
確認して気がついた。そら女(ノイン)がいるほうに行ってしまうわ(笑)
・漫画版皇国の守護者が連載終了って本当ですかどうなんですか。
ええええええ、もうだめだ助けれ。単行本を楽しみにしていた漫画がまた
終わって傷心のずんどこになりそうだ。第1部完とかじゃないのか?
ヱヴァンゲリヲン序を観てきました。渋谷で観ようと思ったら満員御礼状態で
そこから慌てて川崎へ出たんですが、渋谷の混雑はなんだったのかと
思うくらい空いていた。渋谷・新宿・池袋で観るよりも地方のシネコンに
行ったほうがいいですよ。
TV初放送当時にリアルタイムで毎週楽しく視聴していたアニメなのですが、
どんばまりしたわけでもなくたまに同人誌に目を通すくらいのライトユーザー
でした。
で、TV放送後の劇場版も含めて10年ぶりぐらいのエヴァンゲリオンだった
のですが、いやいやこれは普通に面白いよ。TVシリーズを観ていたことが
前提条件になっているうえ、TV何話目かぐらいまでの総集編ストーリーを
今の技術で描きなおされたものだけども。
今回の「序」はあれだ、謎とか伏線とかキャラの内面話もあるんだけども、
そういったところよりも怪力乱神物としての気持ちいい部分がクローズアップ
されているので、頭からっぽにしてても面白いんだ。
一度観ているのにもかかわらず、ピンチのときはハラハラするし後のない
作戦に緊張した。ちゃんと話に引き込まれてしまったんですよね。
かったるい部分は捨てておいしい部分のみをぎゅっと濃縮。
さらにコーティングされて提示された感じだ。なんつーかあれだ、100%濃縮
果物ジュースのようなんであるよ(笑)
個人的には巨大なボルトとかがぎゅんぎゅん回転して埋め込まれていく
ところとか、町並みギミックとか発電システムとかに極萌えでした。
TVよりもメインキャラ以外の「汎用人型決戦兵器」に携わる人、作戦に協力
している人、そしてそれらに使用される工業機械が出てくるのがよかったな。
仕事だからやってるわけですが、厳しい仕事を完遂させる仕事人たちの姿が
かっこいいのですよ。彼らにスポットをあてたエヴァンゲリオン外伝とかやって
くれんかな。めっちゃ熱い話しになりそう。
劇場を出たあとはおっさんの同窓会を見た気分になった。
あれから10年近く経っているわけで、俺ら(スタッフ)今はこんなんなってます
という提示をされたような。
観た人にとってもその10年を感じさせる映画になっとります。この10年の間に
おたくは彼女彼氏連れになり小綺麗となって、劇場には「これだ」という見てくれ
の人はいませんでしたよ。(私をのぞいてな)
あとネットかな。エヴァはネット+二次創作(主に小説)が2種の神器だった
ような気がする。今では一億総ネットだが当時ネットに繋いでる人はエヴァ関係
の知識を仕入れやすく、「知ってるやつが偉い」というおたく界隈のヒエラルキー
において、そこそこ気持ちの良いポジションにいたんじゃなかろうか。
まぁこのへんはあくまで印象で語っているので、本当はどうとか数値としては
どうとか裏付けはありません。
作中関係ではキャラクターが携帯電話を使ってないもんなー。
シンジの携帯音楽プレイヤーはカセットテープではなく、あの時代のなんか
すごい記録媒体なんだとか思い込ませるわし。10年前はあれでよかったが
今みると色々とつれー……なによりもミサト目線でシンジをみている自分が
いるような気がするのがつれー(笑)