・ワールドカップをぶっちぎってロストカラーズやってました。
いやもうだって、9時すぎたあたりから終盤入っちゃったんだもんよ。
ロスカラのほうを進めてしまうですよ?(お前の価値観は独特すぎます)
・眼鏡はレンズ無償交換保証を使って作り直すことにしました。
別の眼科で処方箋きってもらわな。
・GARO Projectの予約をしてきました。最初行ったすみやでは入荷予定が
ないので特典がつかないかもしれないし、発売日には手に入らない可能性が
あると言われたので、HMVまで足をのばしましたよ。
しっかしこんなオサレ気なレコード店で特撮ちなみアイテム予約ですよ。
なんの罰ゲームか(笑)
そう、あたしたちはこんなにも理不尽な世界に生きているのだらよ
キャラが女子ばっかりだ。どうしちゃったんだ自転車創業、なんか普通の
ギャルゲーみたいだぞ。でも登場女子は一癖どころが癖しかないような
ラインナップだが(そこが重要です)。
そしてANOS4が出る前に間に合った! ロストカラーズ終了いたしました。
ここ最近日記を更新しないで何やっていたかってこれですよ。
というわけで簡単な感想をば。
このゲームはネタバレをすると面白さを著しく損ないますので、そのへんぼかして
書いています。ネタバレ部分への感想はリンクで隠します。
LOST COLORS感想
全年齢対応PCゲーム。2800円。同人ゲームではありません。
長かった。途中長いことプレイ中断していたもんですから、どこまで進んだのか
プレイヤーが忘れていたんですね。
システムはコンシューマで言えば逆転裁判。必要なキーワードをストックし、必要な
場面でそれを提示したり思い出したりする。つまりプレイヤーの経験値と記憶の蓄積が
必要なわけです。
紙芝居ノベルゲーではある。ではあるが、クリアするのにプレイヤー自身が
解答を推理し提示する必要があるので、選択肢型ノベルゲーとは印象が異なります。
それに加え今作では時間・音の概念が導入されており、プレイヤーが知恵を
働かせて攻略せんといけません。
ここがいいんだANOSは。ちゃんとゲームとして遊べるシステムなんですよね。
これを優秀なシステムだと思っている私は、どこかのメーカーがこのシステムに
エロとか萌えをプラスして、めっちゃ売れ売れの作品を出すような気がしてならない。
そんなことになったら悔しくて仕方がないが、じゃあ自転車創業に萌えとか燃えを
プラスしてゲームを作ってもらったらいいじゃんとなると、それも寂しいんだわなー
これが(笑) そうでないことをやっているから気に入っている部分もあるので。
我が儘で申し訳ない。
淡々としていて、プレイヤーを突き放すようなところがあるのも持ち味。
なんちゅうかロックだなと。エロゲーもりもりのPC市場でガチな萌えキャラ一人
いないようなゲームを作ってどうですか? と言っているあたりが。
ええ、ええ、ロスカララストまわりはポーンと突き放されましたよ?
いやあれはポーンなんていうものじゃなかった。死ねぇえええええ!! という
勢いで断崖絶壁から突き落とされるような感覚でした(笑)
いやでも、主人公キャラがキャラだしな……
眼鏡じゃなかったらぶっ殺してたどころだぜ?(笑)
でもあのオチで目が覚めたので、むしろ感謝。
上手い具合に騙されちゃったなぁ。作者の手のひらでヨヨヨイと踊ってしまいました。
ノベルゲーではありますがイベントCGは少なく、立ち絵でもって魅せてくれます。
本作は色のない世界の話しなのでCGもカラーではなく、見た目は地味ですね。
昨今のエロゲーグラフィックの懲りようを見慣れていると、塗りとか演出には
力が入ってないと思うかもしれません。まぁあれだ、最近のエロゲは映画だけど
自転車創業のはゲームなんだよ。
それでもメニュー画面のモノクロに赤という絵はインパクト大でとても気に入って
います。
物語もキャラクタの心理描写がない&ライターの持ち味もあってか、やたら淡々と
しています。泣きとか燃えとか感動とか、そういうのを強くあおられ感じることは
ないかと。ただ淡々としているぶんスッと心の中に入ってくることがあります。
物語で盛り上がるとかそういう「話のエンターテイメント」よりも、謎を自力で
解いていく快感が強いゲームです。
どんなシステムなのかは体験版が出ていますので、公式サイトからDLして
遊んでみてください。
ロスカラ本編やったんならおまけシナリオ入りのサントラも買っておくと大吉。
おまけシナリオといっても外伝的なものではなく、キャラの掛け合いが見られる
というものです。あくまでおまけ、サントラだと思って購入されたし。
以下ネタバレ部分。リンクで隠します。
詳細を見る
はなっからレアルの入る隙間なぞなく、グレイとスフライトはできあがって
いるわけで。
はなっから、というのも違うか。一緒に行動しているうちに情は移ったとは思う。
ラスト小川での一件をみるに、まるっきり隙間はないというわけではないの
かなーと、そういう印象でした。薬使っているときはレアル寄りな印象。
でも1番はレアルじゃなくてグレイなんだ。
そのへんの感情の機微は作中出てこないのですが、私にはそういうふうに
見てとれました。
身も蓋もないことを言うとレアルは、本気になりそうな女に江湖を股にかけた
痴話喧嘩に巻き込まれたあげく利用され、因果応報で死ぬという
こんなんありかよ?! と泣きたくなるような主役であった(笑)
グレイは女のために世界を変えてしまったという、ある意味男前ではあるの
だが、女のほうはそれをよしとはしなかったわけだな。
しかしなんだ、スフライトはグレイのやったことを止め大切な相棒を失ったいま、
笑顔の影に痛みがあるんだろうなぁ。
ミドリが思いの外人気があるってのはあれだ。この世界で一番レアルに
ニュートラルなんだ。というかレアルが隣に立つ隙があるんだよ。この場合の
「隙」はカップリングとかそういうのではなくて、全てが終わった時も変わらず
無駄口をたたけるキャラという意味で。
もちろん愉快な味のあるキャラという理由も大きいんだが、なによりミドリが
「覚えておいてください」と言ったセリフは、レアルとプレイヤーを救っている
のだと思うのです。
レアルの大量殺人者という背景があるから、ロスカラという世界にわかりやすい
媚びがないからこそ「これもありかな」というエンドに見えているところもある……
かもしれない。
心理描写はまずないゲームの感情移入しにくい主人公ではあるものの、
変容していくレアルを見ているのは悪いものではなかったせいか、わかりやすい
救いを求めてしまう気持ちもあります。
しかしそう思う反面、ラストで刺し殺されるのも仕方がないよなぁと思うし
レアルらしい最期だ。
というような一般作・エロゲーパターンに当てはめて解釈をしようとすると、
てんでとんちきな解釈になっていそうではあるのだが、感想のひとつということで。
« 続きを隠す