◆今日はPS3版「ティアーズ・トゥ・ティアラ花冠の大地」の感想文も上げています。
TtT感想祭りだよ(笑)
今月のあんだろ
今月もページ数は少なかったです。しょんぼり。
アーサーが本気でマリーとどこかへ行ってしまいそうで怖い展開が続いて
います。ですがマリーはそのことに「いけない」と感じているもよう。
今話序盤のアーサーの表情がいいです。流れ落ちてなにもなくなってしまった
ような、どこか虚ろな透明感。
アーサーのアンナに対する評があったのにはびっくりしました。
私の喜び全てを侮辱するかぁ。このあたりのセリフはもっと色々とあるので、
ぜひ本誌を読んで下さい。
女学生時代のマリーとアルバート、ウィリアム、グレゴリーのちみっ子時代が
出てくるのですが、グレゴリーがかわいいのなんのって!
グレグにも顔がかわいい時代もあったんですよ!(笑)
船戸明里さんがアシスタント募集をかけていた単発仕事は、「週刊マンガ
日本史」のようです。作者近況にコメントが掲載されていました。
これ以前日記のネタとして取り上げたんですけど、そのとき確認した執筆者
の中には名前がなかったんですよね。
描くとなりゃー買いますよ。これって好きな号だけでも買えるはず。
ティアーズ・トゥ・ティアラ26話最終回感想
アニメティアーズ・トゥ・ティアラも今回で終了ということで、ラストバトルと
エピローグをお披露目されました。
基本ストーリーは一緒でも、原作とはシチュエーションやらなにやら違っていて、
新しいものを提示されるのは楽しかったなぁ。
リアンノンが「力の言葉」を思い出すまでの時間稼ぎをするために、アロウンと
アルサルは竜の背に乗って戦うという龍の子太郎に。茶化して書いてますが
竜騎兵スタイルはかっこよかったです。
ラストバトルまわりはアニメとして見せるために割り切ったのか、アルサルと
アロウン、リアンノン以外はモブキャラみたいになってたなぁ。
あとメルカディスのエレクトラム砲で傷ついていくのがアロウンばかりなのな。
アルサルもボロボロにすればかっこいいのになーと原作の時からの不満点
なんですが(原作OP映像がベスト)、わかりやすさを優先したり、作画負担を
減らすってことを考えると落としどころなのかなーと。
大人視聴者のダメな気遣いだが(笑)
リアンノンが己のありよう(妖精と人間の力を半々に受け継ぐハーフである
ということを、色濃く残している点)を受け入れ、力を解放する展開は原作でも
ピンとこなかった部分なのですが、アニメでもそのままやられてしまった。
そんなわけで、私にとってはここは諦めポイントです。
ラストバトルまわりの “これはいいぞポイント” は、メルカディス倒して終わり
ではなく、メルカディス内からレクトールが出てきてアルサルがとどめを刺した
ところ。
アロウンとアルサルのどちらが手を下すのか最後までわからなかったの
ですが、アロウンはアルサルに仇をとらせたな。
英雄の最後の一撃にふさわしいかっこいい止め絵でした。
あとなによりも、攻撃くらってダウンしてるアロウンにアルサルがかけた
セリフがよかった。
また1000年眠るつもりか? 起きろ! 俺はもう待つつもりはない!
と、たたき起こすんですよね。
”アニメ化してよかった”の瞬間最大風速がラストにきた。
アニメはアニメ。原作とは違うのはわかっていても、原作で聞いたプィルの
言葉を思い出してしまって泣きそうになった。
現在アロウンと肩を並べて戦っているアルサルの言葉と、過去にプィルが
アロウンに思った言葉の両方が、ものの見事に調和してんじゃんすか。
上手い。
これはうまい。
アロウンにとってこの言葉はたまらんよなぁ。再び立ち上がるための最高の
特効薬で、いやでも起き上がるしかないわけだ。
まぁ嫌どころか嬉しくてしかたないわけだが。
ラストバトル後はアルサルの戴冠式。竜王(ペンドラゴン)としてアルビオン
王国の国王としての新たな旅立ちが描かれます。
戴冠式にちゃっかりデキムスがいて笑った。あんたなにやってんだw
戴冠式前夜にはアルサルを通じてプィルが妖精の王冠をアロウンに渡す
シーンがあって、ここもいいんだな。
このシーンをみると、アロウンとプィルの友情が事の発端であり、交わした
約束が成ったんだなぁと思う。過去の大戦で勝利し、プィルが建国者となった
アルビオン王国にアロウンはいなかった。
けれどいまこの時にあるアルビオン王国には、世界に拡散しアルサルの中に
根付いているプィルがいてアロウンもいる。ふたりそろっていることが重要なんだ。
このシーンはどこか過去に心を置いてきたアロウンが見えて魅力的でした。
アロウンは岬のエピタフでの会話もよかったな。今は剣よりもリアンノンが
くれたゲールの首飾りのほうが役に立つとかって、なんちゅう口説き文句
ですか。惚れるっちゅうねん。かっちょえー。
その後の仲間たちの暮らしぶりは、モルガンとオクタヴィアに笑った。
モルガンの狩り行くでーコールに心底嫌気がさして逃げ出すオクタとかw
原作も似たような流れだけど、ギャグとしてはアニメのほうが笑ったな。
相変わらず牛に舐められてるスィールは、ラスティの元に泣きつきに行く
毎日か。ラスティは建国記念コインを製造中とかって、金物屋から造幣局
へとクラスチェンジする気なのかw
でもってあきんど妖精エポナとヘボ詩人タリエシンですよ。
エポナが高いところにある物を取ろうとしてよろける→タリエシンキャッチ→
抵抗するエポナを抱きかかえたままスリスリコンボきたああああああああああ!!!!!
これですよコレ! この漫才っぷりがタリエポですよ!
タリエシンは自分の都合のいいようにしか物事を解釈してないし(いつもの
こと)、ほほをすりすりされて嫌がりつつも頬を染めるエポナがかわいいの
なんのってえええええええええ!!!
エポナのほほ染めは、タリエシン生還へのサービスです(笑) 普段出るのは
さぶいぼだからw
タリエシンが死んだことに対してアニメでも涙したエポナですが、さすがに
生還にあたっての漫才はなかったか。そこはちょっと残念なのですが、
ふたりのオチはすばらしかった。
タリエシンとチビドラゴンのオチはちょい弱かったかな。でもエポナとオガム
コンビは新鮮でした。
オーラスは原作ED曲を使用して締めくくり。
音楽は歌2曲のみを原作から引っ張ってきた結果になりました。引っ張って
きた曲の使い方は良かったなーと。
この2曲以外の作中BGMは全てアニメオリジナル曲で、やっぱりここが
一番弱かったなぁ。そこは残念でならない。
アニメは原作とは違う話どころか物語は一緒なものだから、原作に思い入れ
があるぶん、アニメで表現しきれていとがっかりすることも多く、文句もブウブウ
垂れまくりでした。
私が「ここは外してほしくない」と思っているところが、ことごとく期待はずれ
だったのはたしかなんだけど、物語を知らないで視聴したら、多少盛り上がりに
欠けるが毎週視聴しようという気になるアニメになっているんじゃないかと。
思い入れも良し悪しだよなぁ。
原作好きで見始めた人にとっても、作画は安定しているし毎度の戦闘シーンも
かっこいいという見所がちゃんともあります。最終話のアルサルセリフみたいに、
ハっとする瞬間も間違いなくある。
なによりもティアーズ・トゥ・ティアラのキャラたちがしゃべって、動いているのを
見ることができた。
アニメなんて夢でしかなかったあの頃は、こんな幸せな時間が過ごせるとは
思ってもみなかったもんなぁ。
文句もたくさん言ったけれど、素敵な時間を過ごせたと思います。
アニメを見て原作ゲームにちょっとでも興味を持った方には、是非原作を
やっていただきたい。
アニメで見たキャラたちが、怒って泣いて、そして笑っているところを
もう少し楽しめますよと、いちファンとしてお勧めしたいです。
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