邪魅の雫読了
・先週から熱もないのに発熱時と同じ症状が出てひたすらにだるいという
状態が続いております。起きているのもおっくうで常に布団と友達でいたい(笑)
あごの下(えらの下?)の片側だけ痛いしどうにも辛いので病院行ってきます。
・知人からこんなメールが。
イグアナに睨まれてるような気分になりますた(笑)
余りにショックだったんでFF6を買って帰りました。
「なりますた」って口調までアレに。
これはあれか、邪神が降臨したっていうことなのか?!
フィギュア界はまたも開けてはいけない扉を開いちまったというのか。
二次元キャラはともかく三次元キャラの人体錬成は禁忌なんだろう(笑)
・2話分ためていた彩雲国物語を観ていたら既視感に襲われる。
なんだこれは……どこかで、似たような感じをどこかで……
お、お嬢様かーーーー!!!
この前話題にした執事ゲームで嫌というほど聞いたんだ。静蘭役の緑川光さん
とよく声の似た方(お察しください)がお嬢様お嬢様連呼してたから、
既視感を覚えたんだろうな。
話しは秀麗が子安担当キャラのことを気にかけまくっており、皇族兄弟が
かわいそうになってきた(笑)
こんなにも乙女展開になりそうな配置とネタと雲行きなのに、そうはならない
らしいってのはすごい舵取りだな。この配分具合が絶妙だ。
ところで影月と香鈴はいつのまにできあがってましたか?
フラグは立っていたが二人ともかわいかったのでつっこみたくなった(笑)
邪魅の雫 京極 夏彦 by G-Tools |
1日10分くらいの読書時間でもって今読了。前作陰摩羅鬼よりは引きが
強かったです。
新書中盤直後、各人が持っていたパズルのピースが出そろうところには
惹きつけられて、文章を追うことを止められなかったのですよ。
このへんまでは「もしかして京極堂が出てこないまま解決可能か?!」と思っていた(笑)
結局はちょっとした不自然さを残しつつもいつもの様式美が始まったわけですが。
京極堂シリーズには様式美みたいなもので進められているような印象があるので、
最後に古本屋が出てこないとしまらないと感じてしまう。
物語のパーツが出そろうまでは延々と蘊蓄を聞かされ、話しも進んでるんだか
そうでないんだかののったりくったり具合なわけだが、そこから先気持ちの良い
速度でもって目の前の靄が晴れていく。そういった爽快感は前作よりずっと
感じられました。
今回は文章から想像してくださいな部分が多かったかな。なんで会いに行か
なかったんだ榎木津は。戦争で体質が進行したからなんだろうか。
山下警部補は一皮むけて登場。なんかめっちゃ頼もしい上司になっていて
驚いた。
塗仏がターニングポイントだったと思っうことがあります。それまでは京極堂と
榎木津はヒーローだったんですよ、私の中では。こいつらに敵うやつはいねぇ
みたいな。
京極堂と榎木津をヒーローとして読んでいるのがおかしいんだと言われてしまうと
どうしようもないが(笑)
なんだけど塗仏からヒーローの土台が少し傾いてしまった。今回の邪魅に
いたっては榎木津の女ってのが登場してしちゃったもんなぁ。
彼らも人の子なんだと思わされるシーンはいいんだが、邪魅みたいな急性な
傾き方をされてしまうと、なんかこう、寂しい。
つまるところ私は榎木津が暴れて関口が困りはて、木場がオイコラ馬鹿野郎と
怒鳴り中禅寺が蘊蓄を垂れたあげく気が付けば問題がクリアになっているという
パターンが好きなんだろうなぁ。