・おあー、あやかしびとの設定資料集売ってない。ちょほり。
・ANGEL BULLET小説版はなんだかやたらと入荷冊数が多かった。
あとがきを読んだところどうやら1章までの内容のようだ。なんてこったい!
・拍手コメントは後日返事をいたしますので、しばしお待ち下さい。
吉原御免状
※軽くネタバレありなので、未見の方は自衛をお願いします。
結末を書いているわけではありませんが、ネタバレ部分を伏せていないことを
ふまえた上でどうぞ。
行ってきました劇団☆新感線プロデュース公演「吉原御免状」
観劇数日前に熱出して、チケットはあわや水泡と化すか?! というところ
だったのですが、てやんでぇべらぼうめぇ! こいつを観ずに死ねるかってぇ
んだこんちくしょー!
治しました。
1日寝ても熱が引かなかったので医者にかけこみ、「今日が持てばいいの
よね、土曜は寝ていてもかまいませんか」と言う先生に、「土曜日は外せない
予定があるのでよろしくお願いしたい」と申し上げ、点滴をブスーっとやって
もらいました。ビバ点滴、効いたぜ女医。マブだぜあんた(真顔ですとも)。
なんつーかね、活劇分が足りてないんだよここんとこ。多少嘘っぱちでも
かっこよく見えて気持ちがいい殺陣が観たかった。
その点では大満足でありました。誠一郎と義仙の初斬り合いシーンで、
義仙の刀を抜刀途中で受けるところが最高にかっこいい!!
私の脳内ではかみ合った刀から火花散ってたね。
あと義仙に出生の秘密をばらされてピンチになり、そこで二刀流になるところが
まったかっこいいんだな。ラストバトルの鬼気迫る殺陣も見物。スゴーでした。
どの殺陣もスピード感があったし量多し、嘘くさいけど入ると気持ちのいい
効果音も堪能しました。剣劇アクション分は充分すぎるほど補給。
話しの内容ですが、私は原作を読んだことがありません。そんな人間の感想
だと思いねぇ。
えー、下半身も含む主人公の社会勉強の話し。
じゃないのかこれ? 主人公が周りの人間に影響を与えていくのではなくて、
主人公が周りから色々と学ぶ話しになっていた。
で、なんかモテる。熟女から幼女にまでモテてモテて相手から申し込まれて
下半身のレッスン開始とくらぁ、どこのエロゲーム? とか思ったよマッマーン。
それが悪いというわけじゃないんだが、主役のキャラが見えてこない。
なんで周りの女が惚れるんだかわからんのだ。とにかくまっすぐで気持ちのいい
人格だとはセリフで説明されるんだけど、それがイベントとして手応えなかった
んだよなー。それゆえどんなキャラなのか見えてこなくて残念でした。
姿としては堤真一さんの誠一郎はかっこよくてよろしい。力強いアクションで
したし、本気モード時の平時の声トーンに差があって、いやいや二枚目。
脱童貞時も女のほうをまともに見られないかわいさってのはよかったな。
男子キャラとしては若き幻斎のほうが漢だと思うが。個人的には作中一番
の男前でした。
松雪泰子さん@勝山がいい。すまん、今までなめてた。こんなに素敵な役者
だとは思わなんだよ。
いやもーかっこよくも哀しく、そして幸せを知った女が見事に出ていました。
何よりも色っぺえええーー! おいちゃん濡れ場にどきどきしちまったよ(笑)
あと絶叫と散り際の美しさか。いいねいいね。勝山はいいね。
対局に位置する女として高尾太夫がいるのかと思ったんですけど、京野ことみ
さん薄いなぁ。脚本が勝山よりの内容になっているのでそのせいもあるのですが、
印象薄くてどうにもこうにも。勝山との差はよくわかるんだけど、居ても居なくとも
変わらないんじゃないかと思ってしまった。
幻斎@藤村俊二さんはセリフがとぎれそうでハラハラしました(笑)
藤村さんには独特の雰囲気があるのかな。確かにセリフにはらはらはするの
だけど、なにかしゃべるとそれだけでキャラが見えてくる。というか私の中では
幻斎が藤村幻斎の印象になってしまった。
場面転換が早く、しかも効果的に使われていたこともあってテンポよく話し
は進みます。3時間みっちり集中して観ることができました。
面白いんだけど、トーンがずっと一緒なんだよね。今回はいつもと違ってギャグ
という「ゆるみ」がないせいなのか、誠一郎の性格のせいなのか、ずっと同じ
状態のテンションでした。盛り上がるところだとはわかるし実際盛り上がりはするの
だけど、ゆるみがないこともあって高低の幅が狭い。起伏がないんだな。
個人的にはここが一番しんどかった。全体的に高レベル状態なんだけど、
それゆえ突出したところを感じにくいといったところか。
観終わった直後は「どうよ?」とか思っていたんですが、これ書いていたらまた
観たくなってきましたよ(笑)
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