ネットをふらふらしていたら、ハチマキ役の田中一成さんの公式HPへたどりつき
ました。封神演義にも出ていたのか……しかも黄飛虎。二枚目役じゃないですか。
どんな演技をされていらしたのか想像つきません。ハチからは遠いキャラだ。
グリグリは観たことがないのですけど、バッチグーなんかは想像がつくんですよ(笑)
奇妙なもので、田中さんのリンク先からGROOVERのサイトへとんだところ、冬コミで
見かけて気になっていたソフトに巡り会えました。
これ、これですよ。
メーカー名だか何なんだかわからんのですが、「S.M.L」っつーところから出る
みたいですよ? 名前は当たってたようです。
小川一水さんの「導きの星」読了。
表紙の村田蓮爾絵にだまされるな。1巻最初の「3人のアンドロイド美少女にもてもて、
ふりまわされて困っちゃう!」に騙されるな。
これは文明勃興とオヤジ共の腹芸に燃えるSFである。
いやー、はまるはまる。オセアノと名付けられた惑星に生きるスワリスという知的
生命体が、火を持ち農耕を覚え都市を築き宇宙へと出る。そのさまをとくと見よ!
この一連の発達に、受け継がれる血脈を見たときは燃えた。
大好きなんですよこーゆーの。読み進めれば進めるほど、オセアノの人々に愛着を
覚えてしまうのです。
統連議員が文明を確かめるところは実に渋い。4巻での会談シーンは腹芸炸裂
してます。
こんな状態なので、主人公をめぐる話よりもオセアノの話をやってほしいと
思ってしまいました。オセアノ宇宙開拓史なんかははしょらないでほしかったなぁ。
最終巻は詰め込みすぎで納得のいかないところもあるのですが、たいへん面白く
読めました。正月2日に本屋巡りをするぐらいに。
キャラ感想としてはフェチカ二世がかっこよすぎます。これにつきる。
榊原良子さんの声でセリフ読んでました。
彼女と敵のヒュキリジとの最後の会話が最高に良い。
「やるがいい。白と黒の旗紐(セグノ)がからまるかどうか」ですよッ。
遠筒姫クラリコのおてんば好奇心っぷりがかわいくてしかたがありません。
「部活やってるときが一番楽しい」っていう現象に近いのね。夢中になってしまうという。
この状態の女の子は、どんな男が現れても見向きもしないんだよなぁ(笑)
ティホとトッコには一番やられたかも。あれですよ。飛行機少年は夢のため好きな子
のために空を飛び、レースに勝たなきゃいかんのですよ! お約束大事ですよ?!
この二人には本気で涙してもうた。おかげで作者は鬼かと思いましたが(笑)
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