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PS3版ティアーズ・トゥ・ティアラ

 ※23:30追記

 ・TtTに一息ついてPCの前に座ったら奥さん。夏コミでクロノベルトの
ドラマCDが出るって?(7/17更新分コミケ74情報欄
 クロノレディオとは別物なんでしょうか。どんな内容なのかまだわかりませんが
別物が出るなら楽しみだ。買い物リスト入り。

 ちゅうかいまの私、ルダたんのエロ絵抱き枕カバーなんてのが出ても買いそう
なんですが。(この一言でドン引きする人多そうだなー)

 ・PS3版ティアーズ・トゥ・ティアラが届きましたよ。

 TtT箱とか

 限定版アイテム

 資料集につられて限定版を予約。資料集、表紙込み98ページもあったよ。
遊び紙つき(笑)
 雑誌の小さな画面画像ではない妖精王の姿をここで初めてみたわけだが、

 なんじゃこの表情のなごやかなルルーシュは。

 あの頬にかかるもしゃもしゃ髪とポーズがそう見える原因っぽい?
 妖精さんすりすりタリエシンはコメントにもあったが腰つきの変態さが
パワーアップしまくっており盛大に笑った。これは気持ち悪い(笑)
 
 ところでこの限定版仕様の箱。茶色の箱ではなく絵の描いてある箱の
ほうな。これな、えれー大きいんだ。
 いやコンシューマゲームの限定版BOXはもっと大きいのもあるけれども、
なじみの深い大きさだったもんで錯覚がおきた。
 以下比較。

 エロゲ箱と比較

 エロゲ箱と一緒の大きさじゃねーのさ!

 PS3の文字さえ消せばPC版リメイクTtTとして即棚に並べられそうだ(笑)

 とりあえずOPアニメまで見ました。
 すまん、わしリアンノンの「明星さまは一族の友達」独白だけで涙でたww
こんなこと言ってたんだなぁ。話しわかってると耐えられない。
全てが伝説となり風化するぐらい年月が経っても、ここは残ったのだと
思うと……うおーん。

 で、OPアニメ。卑怯だからこれ。妖精王と魔王のゴルゼスアロウンから
始まりやがりましたよ!
 あれですよアレ。夕焼けは赤すぎてのアレ。
とんでもない入りをしやがってこのやろー! もうしんぼうたまらん!!!
あーもーかっこよすぎんのじゃおめぇらあああああ!!!!!!
 作画? ぜんぜんやばくないです綺麗です。きちんと動くしいいところが
絵になってます。背中を預けて戦う魔王と一の戦士とか燃えすぎんだろ。
 とまぁ漢どものかっこいいシーンばかりなのですが、タリエシンだけは
原作のほうがよかったな。女子キャラはみないい表情をしています。
これもエポナとラスティは原作のほうが味があったやも。ラスティはちょい
性格の変更がなされている印象。
 このアニメの作画がやばいとかって言う人は、京アニアニメだけしか
楽しめないんだろうなぁ。
 ただ歌は原作のほうが好きですわ。

 BGMはほぼPC版どおりです。新曲の追加もあるっぽいが。聞いたことの
ない曲があったような気がする。でも気のせいのような……あれー?

 とりあえずこれから一族決起と魔王の夢を見てくる。

ティアーズ・トゥ・ティアラ / AQUAPLUS

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空の軌跡3rd感想

 ※ネタバレしています。ネタバレ部分は隠していますので反転して
お読み下さい。

 空の軌跡3rd終了。
 ラストダンジョンを1からやり直すはめになったものの無事クリアいたし
ました。

 面白かったんじゃあああああ!!!

 熱中度は前作2本より上だったと思う。毎日ちょっとだけでも進めていた。
 なんかこー引きが強いんですよ。先を知りたくなるのでついつい起動して
しまう。
 しかしこの引きの強さもFC・SCの前作2本があってのもの。3rdは主人公が
エステルからケビンに変わり、そして基本的にファンディスクです
 ええ、ファンディスク。FD。前作の続きではなく別キャラ視点で福音計画
その後に起こった出来事を描いたもの。そこのところに気がつかないで
完全新作だと思って遊ぶと痛い目にあう。
 
 あと自作へのネタフリがされているそうですよ。

 ケビンの話を主軸にダンジョン内に置かれている扉を開くことによって、
FCSCで活躍したキャラたちのその後だったり過去の一コマだったりを
チラ見することができます。ショートストーリーが楽しめるってわけですね。
ちょっと暴走しているような話もあったりと同人誌的なところも。
 私は楽しめました。FCSCでキャラを把握したところに小話が挿入されたわけで、
後付設定と思われるところもあれど綺麗にはまっており、キャラへの愛着が
より強くなってもた。福音計画事件のあとキャラたちが辿るであろうそれぞれの
道が垣間見えて想像がふくらみます。こんなドラマがありそう、あったんだと
思えたことは収穫だったな。
 この小話込みで私の中で軌跡キャラが立ったんだと思う。いま「星の在り処」
を聞くと泣きそうになるんだよ(笑) FCSCのときはそうでもなかったのにな。

 ただこのショートストーリーの差し込み方はどうなんだ。
 話を見ることができるポイントに行ったら見ることができますよという状態で
置かれていて、何の工夫もない。ちょっともったいないかな。

 前作とはちがってダンジョンゲーム。ひたすらに探索を繰り返していくわけで、
そのへん苦手な人には辛そうだ。
 ダンジョンゲームではあるものの、いくら進めても終わりが見えてこない
という疲労感はない。軌跡シリーズはどれも適度な広さで、私には丁度
よかったです。ストレスなかった。
 ラストダンジョンの音の演出が好きです。今までもそうだったのかもしれ
ませんが、ここにきて初めて気がついた。
 ラスダンは戦闘用のBGMがないんですね。ダンジョンBGMのままバトルin
するわけで、これがえれー燃えるんですよ!
 3rdは音楽が本当によくてアレンジ曲もどれもかっこいい。サントラ買って
戦闘まわりの音楽をリピートしまくり。あまりにもかっこよすすぎて聞いている
とテンション上がって危険だ(笑)

 ダンジョンは上手いこと作ってあって前作までのマップデータをもりもりと
使い回し。もちろん新データもあるのですが、前作と同じダンジョン(多少工夫
されています)に潜るのと新マップが半々ぐらいの印象です。
 新しい話もついていてキャラも新規ボイス収録、新キャラあのキャラが使えます、
パーティ組めます的特典はあるものの、描き直されているわけではないので
基本使い回しですな。そういうことを考えると7980円という値段はちょっと
高いかもしれんね。
 
 かんじんなのは楽しめたかどうかってところなんだけれど。

 私は値段分きっちり楽しんでしまったというか、個人的には3rdが一番
引きが強かったかもしれない。
 戦闘もストーリー上固定メンバーでの出撃はあるものの、パーティメンバーの
組み替えは前作より自由でそのへんがとても楽しかった。
 おまえ発売前はめんどくせぇとか言ってつっこまれていなかったか? ってもん
なんですが、すいません、わたくしが間違っておりました(笑)
 チェインクラフトの使い勝手とか色々考えたり、このキャラにこのクォーツは
つけさせとうない! とか楽しみまくった。
 ダンジョンゲーなのに潜るのが苦痛でない。FC・SCのときは「またここに
潜るのかよ」とぐったりもしたんですが、同じマップを使っているのにこの差は
なんだ。
 あれか、FCSCでのデータの使い回しに慣れてきたってことなのか?(笑)
 FC・SC・3rdそれぞれにいいところがあるので甲乙つけがたいし、冒頭でも
述べましたが前作あっての3rdなんですよ。キャラたちへの愛着がわいた上で
楽しいゲームになっているんです。

 SCではよくわからない目立たない兄ちゃんだったケビンが3rdで主役に
抜擢され化けたなぁと。軌跡の男性キャラは過去に女がらみの事件があり
やさぐれる
というキャラが多いのですが、ご多分にもれずケビンもそんな
かんじでした。

 トラウマ強すぎて古代遺産が反応し、妄想ワールド展開でアラ大変!
つうのが
身も蓋もないあらすじだと思うな!(笑)

 いやでも、女難の強烈さはケビンが群を抜いてんで。

 実母はいいヤンデレママンだったらしく、ケビンを道連れに親子心中ですよ。
そんな自分を救った姉妹の姉はどうみてもケビンの初恋です。憧れでも
あった彼女の背中を追いかけたものの、自分が暴走した果てに手にかけて
しまうというにっちもさっちもいかない
状態に。これはグレる(笑)

 いつもはヘラヘラと笑って人当たり良さそうに取り繕いつつも、笑顔の下
ではやさぐれてつっぱって泣いてるってどんだけへたれなんだお前は。
 そんなあんたを見てらんないと女に言われちゃうあたり、おいちゃんは
ニヤニヤが止まりませんよ!
 こういうヘタレが覚悟完了する話ということもあって燃えたなー。
キャラの年齢設定のせいもあってか覚悟完了といっても適度に力が抜けて
いていい。
 リースと一緒にからむイベントはリースの啖呵切りもあってか盛り上がり
まくりでした。
 リースとの関係は相棒で家族ってところでいいんだろうか。そのへん
ちょっともったいない気もするけれど、トラウマの一因はリースのお姉さん
だものな。ルフィナはケビンの姉であり母であり憧れであり、そして初恋の
なんだろう。この人との決着をつけないとケビンは前へと進めんのですよ。

 リースは閉鎖空間ということもあってか腹ぺこ設定が活かしきれずに
いたなぁと。各地を回るような話だったら自然な出番があったろうに。
 彼女はもっとあれこれいろんなシーンを見たかった。
 話に関わるイベント意外のいろんな表情(顔グラフィックという意味ではなく)、
会話を楽しみたかったよ。3rdの会話から見て取れるリースの印象は
ガチガチの聖職者っぽくてですね。まぁ回りがゆるい人たちだからそう見える
のかもしれんが(笑) そこをつつくような話を見てみたいなと。

 このふたりを含むことの顛末はホロリときた。お姉ちゃんはやっぱり
お姉ちゃんだったんだなぁと。
いま生きている者として地に足着けて歩いて
いきますと言えたのはいいね。
 リースをケビンにとって女性として描いてしまうとこのシーンがちょっと
淫靡なかんじになってしまうので、家族で正解なんだろう。
 二人で一緒に、というのはとても好きなシーンです。リースはかわいいし
ケビンもかっこよかった。このふたりは煉獄イベントも好きだな。
いじめぬかれるケビンとそれに寄り添うリースには萌えた萌えた。
家族で相棒でもそれ以上でもどんとこい。デコピンのポコっていうSEもいいね。

 ショートストーリーはエステル&ヨシュア幼少期とレン過去、リシャールの
ものが印象に残っています。
 ヨシュエス話は「伝説のアレ」の大きさにつっこまずにはいられない。
大きすぎるだろアレ……もう虫じゃないから!(笑)

 レン過去はSCから匂わされている話をきっぱりはっきりと書きやがり
まして、ファルコムやりやがったなと。幼児淫売宿に両親の手で身売りされ、
環境に適応するために、適応してしまったために病んでいくというのは

あまりに重い。
 ただレンの年頃の子供が執行者という立場にいるためにはそれ相応の
背景が必要ではあると思う。設定的には間違ってはいないんだが……
 過去話を見たときの感想は日記で書いたとおりです。
 エンディングを観たところちょっと希望が見えたかな。レンとヨシュエスの
くだりで号泣ですよ奥さん。
 あそこでエステルを泣かせるのはずるいだろー。気持ちシンクロしまくり
でした。

 リシャールはFCでは人間としてのラスボスで、SCではちらっと
現れてはおいしいところをかっさらっていくキャラでした。
 3rdで登場したときも「このキャラが使えます担当要員」という印象でしか
なかったのですが、ショートストーリーで静かでえっれえ熱いドラマを見せて
くれやがりましたもんで、パーンと株が急上昇。こちらの感想も日記を参照
していただきたい。
 相変わらずたまねぎ頭で仰々しいセリフをはく面白(元)軍人なんだが、
この小話でリシャールの背負ったドラマに気がつきましてお気に入りキャラに。
 FCオープニングムービーのワイングラスは今となってはとんでも映像だな。
ワイングラス(笑)
 この人は親父越え担当キャラなのかもしれないなと。主役が娘だったぶん、
偉大な親父というか先輩(上司)をもったが故に迷走するという
息子役。
 キャラ性能はちょっとぶっ飛んでいるレベルでバランスが崩れているんじゃ
ないかと思うのですが、FC事件のラスボス&キャラ設定を考えればキャラ勝ち
させないとおかしくはある。弱いと納得……というか説得力がなくなる。
 このちょっとおかしいぐらいの性能はPSP版では修正され弱体化の予感。

 忘れちゃなんねぇのは鉄血宰相オズボーンがらみのショートストーリーと
結社側から見た福音計画のその後かと。
 鉄血宰相がらみの話はオリビエがいかに無謀なことをしているのかが
わかる内容で、宰相の怪物っぷりがよくわかるエピソードでした。
 そんな怪物にオリビエがアホパワーで立ち向かうという、かなり燃える
展開に。このエピソードを見たときはあまりの熱さに本編よりこっちの続きが
見たくなった(笑) 見たときの感想はこちら
 オリビエを含めて3rdは男性キャラの株が上がったなぁ。

 ところでEDであったオリビエのシェラザードスカウトってのは、やっぱ
そのーあれですか? エレボニアに来ないか=嫁に来ないかってこと
なんでしょうか。あんたら……!

 結社側の結末は新鮮でした。悪役たちがどのようにして事件後生き延びた
のかを描いたゲームは多くはあるまい。こんな会話をしながら脱出したのかー
と興味深く楽しみましたよ。
 ここでは結社の使徒連中(白面クラスのメンバー)を垣間見ることができて、
今後この設定を使って物語が展開していくのなら覚えておくと大吉みたいな。
レーヴェを越える剣鬼がいたり十三工房のおやびんがいたりといずれも魔人
ぞろいなんだが、もう魔人というより人をやめちゃっている感がある(笑)
 
 FC・SC・3rdと初ファルコムゲーでこないないい夢を見させてもらって大満足。
 FCとSCはあわせてひとつの話なので2本遊ばないとだめだが、3rdは外伝
なので遊ばずとも支障はありません。が、前作やってたら遊びたくなるわな。
 しかしながらどうもラスト回りでプレイにおけるトラブルが起きるな。
 SCでは4人パーティのところ3人で撃破するはめになり、今回はラスダン
やり直しか。
 ええ、ええ、やり直したんですよラストダンジョンを。装備品の変更が
できないって知らなくてね、うん……こうも続けてトラブルが起きるって
なにかあんのか軌跡は(笑)

英雄伝説 空の軌跡 the・3rd 限定特典版 英雄伝説 空の軌跡 the・3rd 限定特典版

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Bullet Butlers小説版2巻

 ・野尻抱介の「太陽の簒奪者」ってラジオドラマになっていたのか。
 これも読んでみようリストに入っている話なんでちょっと気になるな。

 

Bullet Butlers小説版2巻感想

 

4094510508 Bullet Butlers 〜黒騎士は弾丸のごとく駆け抜ける〜2 (ガガガ文庫 (ガひ2-1))
中央東口
小学館 2008-01-19

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 ※強いネタバレ部分は文字を反転して隠してありますが、基本的に
ネタバレしている感想文なので未読の方はご注意ください。

 2巻は初っぱなからクライマックスだぜ! というぐあいに飛ばしていた。
1巻がいいところで終わっているのでその続きというせいもあるかな。
 少女がいることによって起こるちょっとしたほんわか感は挟むものの、
バトルにつぐバトルと「何者であるのか」という疑問に回答が出されます。
 ギリィと対面するジニーのシーンで「もしかして?」とは思ったんだけど、
ほんと人間みたいだなぁ。エメストラブラム個々としては邪悪としての本能
より理性のほうが
強いんだろうか。力を持っていることは変わりないの
だけども。もちろん倫理観は大きくことなっているので、そのへんに邪悪と
いう名を付けられるの
かも。
 最後のさいごはしんみりしてしまったよ。

 作中で「おとらさん」という単語が出てくるんですが、これ見たときは
負けたと思いました……おとらさんですよおとらさん!
字面と響きでアーネストのほんわか方面の全てが表せてしまっていると思った。
 いやいや、おとらさん状態のアーネストは強いしかっこいいんだけどもさ。
なんかこう、強いインパクトのある一言でした。
 このへんは上手いなーと思うんだけど、なんかちょっと読みにくいのは
なんでだろう。読み手である私がゲームのテンポで読んでしまうからか?
文章としては特別へんなところはないと思うんだけどな。
 個人的にはもうちょっと状況を脳裏に描ける文があるといいのかもしれない。

 ガーゴイルなるスーツアーマーをどう転がすのかと思ったら、アーネストが
着てもた……おまえ虎のまま戦うんじゃなかったのかよ!?(笑)
 鎧の中のは虎体形なんだけど、虎状態での活躍がもっとあるのかと
思っていた。まぁガーゴイルはかっこいいからいいんだけどな!
 あとがきで著者が言っていたように、ガーゴイルはかっこいい。
1巻でこいつのバトルシーンを見たいと思ったけれど、それがしっかり楽しめた
のはよかったな。見開きの挿絵もかっこよかった。
 中央東口さんはクリーチャー絵だとモノクロでもかっこいいな。キャラ絵は
カラーのが自分ヒット率が高いです。

 アーネストの出身にまつわる秘密はぼかされたまま終わるのかと思った
けれど、こちらにも回答がされており、これがまた続きを知りたくなる設定
なんだな。
 これはあれか。いつ利用されるかわからないアーネストがカレンの前
から消えて(家出)、カレンがバカぶっこいてんじゃねーわよ! って
アーネストを追いかけるとかいうフラグかなにかですか?
 いやまぁこれは冗談だとしても、アーネストは何食わぬ顔をしてカレンの
側にはいられないんじゃないかと思うたー。直前にカレンと手を繋いでの
かわゆいシーンがあるだけにつらい。
 アーネストとカレンという新しいお嬢様と執事は、まぎれもなくバレバトの
お嬢と執事でありニヤニヤものでした。いいなーこっちもいいなー。
 カレンの「私はそういう魅力に欠けてるから」っつーところをつつきたくて
しゃーない。もうちょっとつっこんだところまで見たくなっちゃったもんな。
いい主従でした。

 他にも魅力的なキャラは出てきたけれど、とにかく言えるのはリザード種族
キャラは脳内ボイスが松涛エルザになってしまい、他にも私のエルフトラウマ
に訴えかけるキャラ配置が展開されていたってことだ(笑)

 

ゴールデンロア

 せがれが無事引退いたしました。

 

ゴールデンロア

 燃え尽きるロウソクは最後の一瞬、炎が大きくなるものだけど、それと同様
一瞬情熱が回復してその後沈んだ。
 ちゃんと生きて帰ってきてよかったが、もうちょっと冒険を楽しんで
いたかったなぁ。緊張感過剰は難しい。

 続いて次男が出撃。 

 

walt.jpg

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空の軌跡SC感想文

 ネタバレなしです。

 

英雄伝説 空の軌跡SC 普及版 英雄伝説 空の軌跡SC 普及版

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 シリーズポータルサイトはこちら
 FC感想はこちら。システム回りの感想はFC時点と変わっておりません。
 戦闘システムなど多少の変化はあるものの基本は変わらずでしたし、
なによりも私はチェインクラフトをろくすっぽ使わずにいた(笑)

 空の軌跡SCはFCから話が続いている完全続編なんだけど、いやー
面白かったですよ!
 ちょっと新鮮でした。主人公が女性キャラ(女の子)だからなのかな?
俺の屍をこえてゆけ的展開が違ったものに見えてくるんですよ。
 たとえば同職優秀な英雄レベルの父親キャラが出ても「越えるべき壁」には
ならないんですよね。男性主人公で同じ場面を書いたなら違う展開になって
いたんじゃないかって思う場面がいくつかありました。
 行動に大義名分がいらないのとあたりが柔らかいのかな。女性キャラで
なによりもエステルだからこその展開を見せてもらったように思えます。
 
 エステルとヨシュアふたりの話としては8章で完結してる。
 プレイヤーとしてもヨシュエスの再会が一番の山場でござんした(笑)
 やー盛り上がった盛り上がった。恋心を自覚したとたん相手は自己完結して
負債を背負ったまま出奔。ざっけんじゃねーわよなんでもかんでも勝手に
決めるな! という乙女のブチ切れがここに完結ってもんなんで、いやでも
テンションあがるっての。見ているこっちも「幸せにおなり」という気になろうと
いうもの。
 8章はキャラの感情を描くことと事件としてのイベントが両方つまっていて、
ものすごい盛り上がりなんですよね。
 正直SCの4章までは「新しい敵さんをご紹介いたします!」という展開で
遊ぶのが辛かった。キャラの事前情報を仕入れてしまったのが敗因です。
敵キャラの情報はある程度わかってしまっていると引きが感じられないの
ですよ。それが4回くりかえされるとしんどい。
 ですが5章からは紹介も終わって話がもりもり進みます。ここからは面白くて
続けて遊んでしまいました。
 
 8章でのヨシュエス再会はよかったなーというかんじだったんだけど、
最終章のふたりは危険。というか私の脳が危険。
 ラストらへんでヨシュアがエステルを押し倒し、ボスが「エステルを無力化すれ」っ
て言い出したときは公開強姦くるー?! とか思っちまったよ。

 エロゲNoooooo(脳)!!!

 てめぇの頭にがっくりですよ。このぽんこつぽんこつ!
 空の軌跡は全年齢ですからー!

 アホネタはともかくもう後がないという状態なのに、君といると満ち足りて
いるっつーふたりにグっとくる。最終章ラストはFCラストと対になっているん
ですよね。キスという行為は同じでもこんなに意味が違う。
ヨシュエス万歳。ちょっと涙が出てもたわ。

 まぁこの後FCよろしくカシウス父ちゃん大活躍なんですけども。ほんとこの
人はおいしいところをかっさらっていくな。おやっさん少しは自重しろ(笑)
 このカシウス父ちゃんまわりは特に男子主人公ではできなかったこと
なんじゃないかと思っておりますよ。

 キャラクタの数は多いのですがそれぞれに見せ場があるので埋もれません。
 基本的にパーティ編成は自由なので、よく使用するキャラとレベルの偏りが
出てしまいがちですが、この見せ場のおかげでなんだかんだとまんべんなく
パーティを組んでしまいます。「このキャラを入れて編成しよう」という気になり
ますし、強制的に組まされることもあるので。
 SCからの新キャラケビンだけは次の3rdをふまえての登場と思われ、
今回のワイスマン騒動にはからみが少ないです。3rdへの布石を残して
いきますのでソッコーで3rdをやる気にさせられます(笑)

 キャラクターのモーションアニメが秀逸です。
 同じ走るという行為をとってもキャラクタごとにつけてるアニメが違うんだよね。
ウィンクする指を立ててちちちと諭すなどなど、ミニキャラの動きがほんと
細かくてちゃんと演技しているんですよ。このへん大好きだ。

 音楽はファルコムパターンを思い知った。メインテーマのアレンジをたくさん、
本当にたくさん聞かされます(笑)
 私はこのメインテーマをとても気に入っているので苦にはならなかったけれど、
そうでなかったら苦しいかもしれない。
 このメインテーマと対レーヴェ戦でかかる音楽がとてもかっこよくお気に入り
です。

 音楽もそうだけどSCはFCからの続編なせいもあってか、舞台も使い回しが
できる省エネゲームになっとりました。ダンジョンや街などは前編FCで行った
ところを回ることになります。
 もちろん話は進むので新舞台も多く用意されているのですが、街道を行く
ときなどは音楽も一緒なもんですからちょっと飽きがくるってのはあるね。

 奇をてらったところのない王道ストレートな内容で、ともすれば新鮮味のない
ものになるところ、キャラにせよ話にせよ丁寧に書いてあるので気持ちよく話に
乗れるんですよね。ここ重要。
 途中中断もしてクリアまでだいぶ時間がかかりましたが、素直に面白かった
と思えるゲームでした。FCから続く完全続編なのでSC単体での評価に意味が
ない。遊ぶならばFCとSC2本遊ぶ覚悟で購入してください。2本セットになって
いるパッケージも出ていますし今ならPSP版も出ています。
 PC版はどこでもセーブできるのも遊びやすいところだな。時間はかかっても
クリアできたのはこういった設計のおかげでもあるなー。

 以前日記に書いたプレイ中のつぶやき感想まとめ。
 以下ネタバレありのためリンクで隠します。

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グランディア10周年記念

 12/20の日記と出だしが一緒なのですが、こちらはちゃんと続きます。

 ・グランディア10周年!

 じゅ、じゅっしゅうねん……?

 web拍手で教えてもらうまで1997年12月18日が発売日だと気がつき
ませんでした。教えていただけて感謝!
 なんか昔声をかけていただいたサイトさんや同人作家さんがこぞって
グランディア10周年フェスティバルをやっていて、めっちゃ楽しそうなんだ。
いいないいな。早く気がついていれば私もなにかできたかもなーと。
 グランディアwikiとかはカミザレ。のグラシアさんが管理していて裏話も
たくさんあるんだけど、記念ネタのかわりっちゃあなんだが、当時リアル
タイムでバカぶっこいていた私もひとつ昔話でもしてみようかと思う。

 名付けて

 「年くうわけだよ。兄さん姉さん10年です! あのころも私はバカだった」

 企画ー!

 企画名まであるにしてはたいしたことのない、しかもゲーム内容とは関係の
ない話
。10年経ったしそろそろ語ってもよかろ。プチ自慢話に見えたら
申し訳ない。当時あったことをそのまま書いているつもりだが、読みようによっては
どうしても自慢にみえる。まぁ年寄りの昔話だと思って読みねぇ。

 あれだ、グランディア老人会(笑)

 えーとですね、グランディア発売当時は一億総ネットな時代ではなく、
ネットをやっている人のほうが少ないような時代でした。
 2chは当時あったのかできたばかりだったのか……当然mixiなんてものもなく。
当時はセガBBSが頑張っていましたよ。
 まぁそんな中でもぼちぼちやっている人はいたし、グランディアの攻略サイトを
やっている人もいたもんで、自然ファンのたまり場になったんですよ。
 そこでだったかな、ファン同志でオフ会やりまっしょいという流れになりまして、
日時を決めて新宿で決行と相成ったわけだが……

 なんかね、当日ね、スタッフとか参加してんですよ。

 今風にいえば神降臨?
 グランディアは100人を越えるスタッフで作られているのでその全員が
神なわけですが、今では考えられない出来事に盛り上がりました。
なんか色々と聞いたはずなんだが舞い上がっていたからよく覚えてない。
 参加したお二方はひとりは退社され別のところでゲーム製作を(この方は
冊子にコメントが載ってしまうような、グランディアのキモのひとつを設計した方)、
もうひとりはまだゲームーアーツにいらっしゃるのかなぁ。
 グラゼロ開発当初はまだ在籍のようでしたが、あれから数年経っているしで
わからんね。年数が経つにつれ出世なさっていくのがよくわかりました。

 おふたりとも会社にばれたらしくおしかりを受けていたのは覚えている(笑)

 でもこの方たち2回目も来た記憶あり(笑)

 ちょっとした裏話で覚えているのはキャラデザイン担当の草なぎ琢仁さん
のプロのこだわり。
 フィーナの靴かソックスだったかな。ポスターのゲラが刷り上がってきたところ、
「赤が違います。この赤ではありません」というので刷り直しになったらしい。
 いや、ゲラじゃなかったのかなあれは。ゲラなら校正だから刷り直しは
ありなもんだけど、語られたときの口調はそんな印象ではなかったん
だよなー……「全部」とか言っていたような記憶も……だめだ、確かじゃない。

 グランディアは開発期間が長く、やっても終わらない開発が相当辛かった
のだとか。先が見えないのがなにより苦しかったらしい。
 広報担当者は女性ながら仮眠室めぞん泊も辞さない豪の者とか、そういう
話を聞きました。
(GAにはめぞんと呼ばれる仮眠室があったんだとか。厳密にいうとGAそばの
アパート? マンション? うみねこ亭の休日に名前がでています)

 グランディア発売当時にゲームアーツ公式サイトではグランディア百科事典
(エンサイクロペディア)がありました。ファンサービスですよね。
たくさん項目が集まって記事も充実……というわけではなかったものの、
コーナーはあったんだ。
 どういう経緯だったのか覚えていないのだけど、私が出したメールか
なにかに「こういうのどうっすかね?」と書いたら「それ採用」となったのは
覚えている(笑)
 なにぶん若くてアホだったもんで(今でもアホは治らん)、ゲームアーツに
当時出していた同人誌を送りつけたわけですよ。イタタタタですやね。
 会社としては大人の対応で礼状とおまけがきました。送ったものの以外に
スタッフさんがイベント会場でも買っていらしたのを覚えています。
顔はわからなくてもアーツ社員とわかることがあったんですよ。
 このころ丁度ガングリフォンのスコアアタックコンテストがあって、景品が
ガングリブルゾンだったんです。ブルゾンのデザインは公開されている→入賞者に
知り合いがいた→しかしまだ景品は手元に届いていないとのこと→でも目の前の
参加者はガングリブルゾン着てる。

 そらーね、ゲームアーツの関係者でもなきゃブルゾン着てないってもん
ですよ(笑)

 スタッフさんですか? と声をかけたらめっちゃ動揺してました。なんで
わかったのかと思ったんでしょう。
 そんなわけで当時グランディア同人誌を出していた方の本はもれなく
スタッフに回し読みされていたと思います。監督の本谷さんがそう言って
いましたし、シナリオでかかわった月光の重馬さんもESPオンリー
イベントのときにかたっぱしから大人買いしていたので。
事務所に山と積まれた同人誌の光景は今でも忘れられない(笑)

 ちなみにこの入賞者は今では大手フラッシュサイトの管理人(職人)で
商業でもご活躍中。筆名も変えていらっしゃるので私も言われるまで気が
つかなんだ。もうルナとかグランディアの絵は描いてくれないのかなー。

 グランディアは発売当初ボンボンに読み切り漫画が掲載されていて
こんなかんじでした。

 gra1.jpg

 作画はガドガード@いづなよしつねさん。
 情報をもらって買いに走ったのはいいが、作画担当を見てぶっ飛んだ
ですよ。乳を掴まれるフィーナを拝めます(笑)

 
 とまぁこんなかんじで発売当時に経験したことを振り返ってみた。
 ゲーム内容とは関係のない話だと最初にお断りしておいたが、本当に
かすりもしなかったなー。申し訳ない。
 めでたく10周年ということで、当時楽しくグランディアを遊んでいた人も
後から遊んで好きになった人も時間の経過とともに色々と変化なされた
ことでしょう。私もめっきりコンシューマーゲームを遊ばなくなったのだけど、
それでもグランディアとだけはおつき合いを続けています。
 好きになったのは初代無印でナンバリングごとに違う顔を見せるもの
だから、シリーズが好きというわけではない。ないのだけどそれでも
グランディアというタイトルを冠したものに手を出してしまう。
受け継がれるシステムの気持ちよさと、何かを期待してしまうタイトル
なんだよな。
 まぁあれですよ。色々変わった10年だったけどグランディア馬鹿だけは
治らなかった10年だった
。未だに、たぶんこの先もずっとグランディアが
好きなんだろうなと確認できた10周年記念でありました。

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過去ログ