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牙狼21話感想

 ・持ち上げられてはどん底にたたき落とされるというコンボ攻撃が続いて
おります。もう大丈夫かと思ったんだが、メイン二人へのこれでもかという
試練はまだまだ続く。

 

牙狼21話魔弾感想

 今回はなんと8話「指輪」のその後を描いた話。8話で登場した女性キャラの
父親が、番犬所より力を授かり鋼牙の復讐を挑むというもの。父親役に
森本レオさんを配置して、いったいどういう仕上がりになるのかと思いきや……

 なんか魔戒騎士の業をみたかんじだ。

 ホラーに喰われた人間を殺すことが仕事ではあるが、喰われた人間にも家族が
いるわけで。ホラーに憑依された状態は辛く苦しい状態との設定なので、楽にして
やることがやさしさなんだってのはわかるんだけど、どちらにせよ殺すということには
かわりなく、残された人間は大きな哀しみと痛みを覚えるわけです。
それを承知して背負ってこその魔戒騎士ですよと。
 で、今回はその残された人間から偽善者と叩きつけられるわけです。
ことの当事者に真っ正面から言われると、覚悟完了していてもこたえるんじゃ
ないですかね。間の取り方見せ方からそんなふううに受け取れました。
 父親はホラーに喰われたわけでなく人間をホラー化させる弾丸を持って鋼牙に
攻撃をしかけてくるわけなので、物理的には人間です。なので鋼牙は最初父親を
斬らずに終わろうとする。家族を殺され哀しみ憤る感情が芽生えるのは、人間と
しての心があるからなんでしょう。心が人ゆえ鋼牙は父親を斬らないんだろうなと。
 最終的には娘と同じホラーに無理矢理喰われ、喰われることをの哀しみや
苦しみを身を以て体験し、鋼牙に殺されることを望むのですが。
ここで手を下さねばならない鋼牙も苦しいわなー。

 父親は鋼牙を正義のもとに殺人を犯す偽善者と罵るのですが、父親も関係の
ない人間を犠牲にして復讐をしようとしているんですよね。それが道徳的にNGな
人間だとしても、犠牲になった人にも父親のいう家族や人間関係があるわけでして。
 そこを見てしまうと鋼牙を偽善というオヤジも同じ穴の狢やんとなるのですが、
私はそのへん気になりませんでした。
父親がぶちまけたかったのは魔戒騎士の偽善ではなく、あくまで鋼牙への
恨み辛みなんでしょうから。そこをつくために出てきた言葉のひとつなんだと
受け取れたので、気にならなかったのですよ。

 人の感情を描いたのは17話「水槽」も同じはずなんですよ。あれも愛情ゆえに
関係のない人を巻き添えにしていく課程があるわけなんですが……
今回の話とはどこか違う。違うのだけど、感覚としてピンときたこいつを上手く
明文化できません。ちょほー。

 ホラー化した父親を斬るために近づくガロの絵がとてもよかった。ガラス越しに
ホラーが映るところがもの悲しさを煽ってます。
 あとケレン味の強いロケーションも面白かったです。父親との対決場はホール
に幕を張っていて、カメラのアングルのせいもあってか天井が低く見え圧迫感が
あるのです。
 そして幕の向こうから砲があり父親が出てくる。そこから父親が出てくることは
読めるのですが、幕が開く仰々しさはなかなかに劇的でした。開幕されることに
より天井が高くなったように感じ圧迫感がとれ、ホールの空虚さが現れたのも
よいかと。

 画面も印象的でしたがアクションも気張ってます。いやー今回はかーなーり
素敵でしたよ。ロングコートを翻しての弾丸そらしと剣での弾はじき。弾いた弾丸
を利用した攻撃と、壁を蹴って部屋へと飛び込む行動がかっこいいのなんのって。
転倒にいたる所作のひとつひとつが気持ちよくて実によかった。
 鋼牙の技術ゆえにただのコートが楯になり武器になるのか、それともコートが
特殊な素材でできているのか。トライガンのヴァッシュが着ていたコートを彷彿
させられました。コートを使ったアクションは新鮮で気に入っています。
 あとザルバがまた活躍。鋼牙が土手っ腹にくらった弾丸を口ではさんでがっちり
ガードですよ。「顎が外れるかと思ったぜ」というセリフもザルバらしくおちゃらけが
入っています。
 父親があっという間に改心してしまったあたりはもう一拍ほしかったのだけど、
ちらっと映った封印砲(未来忍者)など気がついた人にはニヤリとできるサービス
をも盛り込んだ21話、面白かったです。

 ここから先は「今週の鋼牙とカオル」コーナーです(笑)

 諸君!

 赤飯を炊く日が来たようだ。
 

 鋼牙の気持ちは先週まででよくわかったが、カオルがどう想っているのかは
明確にされていなかったんですよね。ですが今週のやりとりを見るかぎり、これは
落ちてるなと。よかったな鋼牙よ、相思相愛だぞーっていうか、ここにきてカオルの
「鋼牙の行動から気持ちを読みとる技術レベル」が上がったらしい(笑)
 何も言わなくていいのってのは、言わなくてもわかっているということと、言わ
れてしまうと少しだけ怖いからなんだろうなぁ。カオルの中ではチャラになっている
みたいだ。
 ここの鋼牙の表情と態度が見物。この人「ありがとうね」と言われてまたどういう
顔していいのかわからなくなってますよ。わかってもらえたことに対する嬉しさと、
言わなくてはならないことを「いいの」と遮られた戸惑いと、言わせてもらえない
という苛立ちがごっちゃになっており、そしてもしかしたらぐっときちゃってますかー
というかんじがした。それゆえに一人ずんどこと先に行ってしまったのかなと。
いろいろ混ざりすぎです(笑)

 物語冒頭にカオルの描いた絵を「育った場所に似ている」と気に入って購入する
鋼牙がみられるのですが、今回は実際その場所にカオルをつれていくという
入籍する気満々な流れに。鋼牙はこれを無計算でやっているのがオソロシイ。
こんなところで肩を抱かれたら、女も覚悟を決めるしかなかろーて。
天然のやることには勝てん(笑)
 その上笑顔です。いつもは眉間にしわを寄せた厳しい表情しか見せてこなかった
男が、なんともまぁ穏やかな笑顔(鋼牙にとってはあれが笑顔だろう)を浮かべて
いることよ。
 カオルがなー、肩を抱かれて驚いたような顔をするんですよね。そら驚きもするし
次第に笑顔にもなろうさ、なろうともさ。気持ちが通じ合ったあとの明確な愛情表現で
あり、お互い素面での意味のあるスキンシップってこれが初めてですからー!(笑)
だぶんそうだったはず。

 あー幸せ。ものっそい幸せだ。二人の行く末に一喜一憂して大騒ぎしていた
あの日は終わった。明けない夜はないんじゃぜ!

 カオルが「おかしいと思ったんだ」というしゃべり方がかわいくて好きです。
そのあとよろけて抱き留められて(ここすごい流れだよなぁ。めっちゃベタですやん。
だがそれがいい)鋼牙を見上げるカオルがかわいくてそれでもって綺麗なのね。
リピートして見返してしまったよ。私だったらほっとかねぇ!(どうする気だ)
 その後せせらぎを渡るシーンになるのだが、この情景のなんと少女漫画な
ことか!
 ずんどこ先行く鋼牙がカオルがちゃんとついてこれているのか確認
してますよ一拍待ってますよ優しさですよ! そのときコートがふわりと翻るのが
どうしようもなく絵になっている。これは狙って撮ったのかたまたまなのか。
この翻りがあるのとなしのとでは絵としての完成度が違う。
 そして少し危なっかしい足取りで追いかけるカオルという、これでもか! という
ろまーんな情景です。カメラが引いているうえにぼやけた画面できらきらしてる。
そして顔を見せないのがまたニクイんだな。
 いやもうすごいってこれ。ベタなんだけど綺麗で絵になっておそろしく萌える
シーンだったですよ。こんなリリカルな絵が撮れるって、横山さんはアクション回路
以外に乙女回路でも持ってますか(笑)

 幸せ一杯夢一杯と夢心地でいたところにまたすさまじい爆弾が。

 なんですかそのカオルの首筋に現れた紋様は。

 なんですかその次回予告は。

 20話でヒロイン退場はないよな。じゃあ強大なホラーの依り代になるんでね?
とか妄想ぬかしてたんですが、TV番組表の次回予告を読むかぎり、どうやら
やっちまったらしい。
 なんかね、もうね、まだまだ安住の地は見えてこないらしいよ。伝説の
ヴィンランドは遙か遠く、捕捉したと思われた陸地線は幻と消えた。
鋼牙×カオル者の約束の地への航海は果てなく続き、海はまだ嵐の中。
祝い戦隊セキハンジャーを憂いなく出動させたいんです。タノムー。オロローン!

 以下次週の地上波デジタル番組詳細内容です。ネタバレなのでリンクで
隠します。

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牙狼20話感想

 ・感想を書く筆が進まず。書けるところはすらすらと書けるんですけど、それ
以外の部分が書きにくい。

 

牙狼20話生命感想

 もう、終わりにしてもいいんですね?

 鋼牙とカオルの行く末に胃をキリキリさせ、眠れぬ夜を過ごした日にさよなら
してもいいということでよろしいか? よろしいかー!! いやよろしくさせろ!
よろしくする!(落ち着け)
 赤飯を炊くというよりも、役所に届け出の用意だ! てなかんじなんですが。
 いやもーものすごいラブっぷりですよ冴島鋼牙。必要か、そんっなに彼女の笑顔が
必要なのかこんちくしょー! もってけドロボー! (カオルの意志を聞いたうえで
要相談)

 ああ、お腹いっぱい夢いっぱい。鋼牙×カオル者の私にはステキ度の高い30分
でした。このへんばかりに目がいってしまって他の感想出てこないよハフーン(アホ)
 色々もったいないところはある。あるけど幸せそうな二人で全部チャラ
久々にいい朝を迎えさせてもらったよ。よかったよかった。

 仲直り最高フォー!

 はーひとしきり騒いでスッとした。これより通常モードの感想です。

 まず地上派デジタルの番組内容表示サービスはあまりあてにならんとわかった。
 5000日分の命と引き替えになんてしてねぇー!(笑) どこに消えましたか命。
いやまぁ鋼牙としてはそんなことにならずにすんでよかったんですけども。
 この番組内容はどの時点で書いているんでしょうかね。いちおう来週の予告も
きているので下のほうに書いておきます。
 畏怖の沼ってのは沼というより蜘蛛の巣でしたな。ここでカオルの姿を脳裏に
浮かべる鋼牙が出てくるのですが、面白画像にはならずにすんで心配は杞憂に
終わりました。私はもっとこっ恥ずかしい画面を想像していました。わはー。
よかったよ、ここでアホ画像になったら視聴者は現実に戻っちゃうからな。

 ……鋼牙に映画ロード・オブ・ザ・リング3本目でのアラゴルン並の激しい
恋人幻視っぷりを見いだしたのは秘密にしておいてください……(笑)

 カオルの命タイムリミット目前になりなりふりなんぞかまえてられなくなった
鋼牙は、単身紅蓮の森へヴァランカスの実を採りに行くわけです。
 紅蓮の森っちゅうのは精神世界的な場所な印象をうけました。だから黄泉への
路でもあり、ゆえにカオルが出てきたり、術が使える魔戒法師にとっては歩き
にくい場所ではないんでしょう。しかし術が使えない魔戒騎士にとってはそうも
いかんのだと。
 ですがこのへんの設定はあまり活かされてなかったなぁ。障害のクリアの仕方が
いつもと変わらなかったんですよね。

 牙狼剣を背負った鋼牙がかなりRPG風勇者です。歩き方がかわいく見えるのは
そのせいか? 落ち着かんね。手に鍔なし剣を持ってこそ完成された鋼牙の
スタイルと刷り込まれているのか。
 今回の話しはよくあるRPGのシナリオ風で、スタイルもそれにあわせてみたん
だろうかなぁ。勘ぐりすぎか。

 道中途中で精神体のカオルと出会ってThe・仲直りタイム開始。
 私の人生生きていてもどうせめちゃくちゃとやさぐれるカオルに張り手一発。
愛のビンタきたー! 実体のカオルが「痛い…」と呟くところは面白かった(笑)
 鋼牙が「お前が描く絵がもっとみたい」と言うのはやるな! と思いました。
絵描きがこんなこと言われたら死ねないわなー。最高の口説き文句ですよ。
 そして抱き寄せ&思い詰めるまで待たせてすまないと謝罪。

 母さん! 祝いの酒だ。酒もってこーい!

 鋼牙の口から直接的な言葉は出さない方針なんだろうし、不器用な鋼牙に
とっては最大限の愛情表現なんじゃないか? 女の抱き寄せかたが硬くて、
まるでジェット・リーのそれをみているようでしたが(笑)
 信頼していたところを裏切られ(そう感じて)、気持ちばかりが高ぶって周りが
よく見えなくなっていたときに「何を見ていたのか」と一喝。振り返ってみれば
自分は大切にされていたのかもしれないと思うものの、確たる証拠はなし。
そこへ真の想いが告げられ落ち着くところへすとんと落ち着く。
 仲直りの課程がはっきりと描かれているわけではないのですが、私は上の
ように解釈しました。
 しかしなぁ、ここで不安になってくるのはカオルの気持ちだよ。信頼があるのは
わかるけど、それ以上のものは何一つ描かれていないんだよなー。
 やっぱあれか、何かに夢中になっている状態の女はなびかないってことに
なるんだろうか。

 カオルの服は実体が着ている服と違っています。精神体が着ているもののほうが
かわいくて好きだ。EDで着ている衣装ですよね。真っ白で引きずるほど裾が長くて、
それでぱーっと駆け抜けていく絵は実にいい。
 ……駆け抜けるといってもホラーに追いかけられて、必死に逃げているわけなん
ですけど(笑)
 生きる決心をしたカオルを出口まで導く助けとしてザルバをお供につけたところ、
上記のような追われる状態になるわけで。ここでザルバがいかにお役立ちキャラ
なのかが判明。カオル引きずって宙を飛ぶわ炎をはくわで大活躍ですよ。
「飛ぶぞ」となんでもないことのように言うのがいいね。
 カオルが逃げるシーンは鋼牙がカオルを生かそうと必死になっているのと同じ
ように、カオルも自らの意志で生きようと必死になっているという、二人の共闘
ともいえるシーンです。

 ずんどこ路を行く鋼牙の前に、ついにヴァランカスの実を持つラスボス登場と
なるわけですが……うっは、雨宮人形劇きましたよ。雨宮監督てこういうの好き
なんだろうなぁ。担当作品に1回は観ているような気がします。
 グラウ龍が登場したときは雨宮ワールド全開すぎて大丈夫なのかとはらはら
したのですが、アクションをみているうちに気にならなくなってしまった。
 かっこいい生身アクションもばっちりありましたし、轟天召喚でビーム弾きあり
ですよ。砲弾弾きのかっこよさにやられるわたくし(またか!)。

 このグラウ龍はかつての鋼牙と同じ考えという役回りで、対比してみると鋼牙が
いかに変化したのかがわかります。その変化をもたらしたのはカオルであると
描いているわけで、よくよく考えるとこの流れは直球ストレートなボーイ・ミーツ・
ガールなんでないかい?
 グラウ龍とのやりとりまわりの演技はちょっと硬くて気になったな。もっとこう
ぐぐっと盛り上がれるところだと思うのですが、セリフまわりの演技で盛り上がり
きれずしょぼんきたですよ。
 しかしながら惚れた女のために命をかけてボロボロになっても闘うっちゅうのは、
素直にかっこいいと思っちゃったんだよな。燃える。

 零がするっと助けに入るあたり彼らしい。誤解で命のやりとりをしていたわけ
ですが、「ああ、あれ勘違い。ごめん」てなかんじでしれっとしているのは笑って
しまったよ。真の目的は復讐のために鋼牙の手がほしいというのもドライでいい
です。鋼牙に詫び入れようって気はないんだな(笑) こういうところが鋼牙と差が
あって面白い。
 あと気を利かせてゴンザと部屋から出ていってくれるあたり、鋼牙より年下キャラ
だってことを忘れてしまう気の回しっぷりだ(笑)

 カオルが意識を取り戻したときに最初に見る光景は、いつもの潔癖とまで凛
としている鋼牙ではなく、泥で汚れた鋼牙なんだよね。
 ここ最高です。ありがとうスタッフさま。普段取り乱さないキャラがなりふり
かまわなくなった証てなもんですよ。これがストイックキャラの醍醐味というもの。
たまらなく萌えでした。
 表情も違うよなーと。視線が柔らかいことはあったけど、今回はさすがにほっとした
のか見たことのない表情してんだよね。鋼牙の眉間からしわがなくなってます。

 ヴァランカスの実でもってホラーの血を浄化ってのに、うんにゃらはったー的
複雑な儀式が必要なのかと……なのかと……なんだよー、果汁を飲むだけという
あっさり風味ときた(笑)

 今回の話は鋼牙とカオルの関係修復話ですやね。焦点は絞られていたものの、
緊張感はあまりなかったかな。、ここ3・4話が異様な緊張感があったため、そう
感じるのかもしれないが。前半戦のころの面白くはないとまではいかないんだけど、
なんかこうちょっと足りないというかんじはした。

 来週は変化球。鋼牙が剣ではなく銃を構えておりますよ。二挺拳銃とか期待
したくなるんですが。つうかガン=カタで(アホですまん。でも鋼牙のガン=カタ
は観てみたいんだよなー)。
 そしてゲストが森本レオさんとくる。今回の根岸季衣さんにもそうですが、牙狼
はゲスト出演俳優に驚くような方を持ってきます。
 どうやらゴンザが話しに関わってくるような予告でしたが……さて。
 そしてナチュラルにカオルの肩を抱いている鋼牙がいたが、どうしてどうして、
カオルの表情が微妙だぞー。これはもうひとイベントあるとみた。
 恋愛ネタはスパイス程度に効いていればよくて、入れすぎたコショウは味をわから
なくするもんなんだがなぁ。だいたいあの家族写真みたいなやつはなんだ。
いかん、あれは変なフラグが立ってしまうのでいかんのですよ(笑)

 ていうか、いいかげん安眠させてくれ(笑)

 
 もう、終わりにしてもいいですか……?

 以下21話の地上派デジタル番組内容です。ネタバレありですのでリンクで
隠します。

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牙狼19話感想

 ・リアルタイム視聴をやりたいんだが、観たら徹夜しそうでなぁ。

 

牙狼19話黒炎感想

 観るところがたくさんありすぎてどこを見ていいのかわからん。

 というのが今回の感想。見所多すぎて焦点がしぼれません。牙狼はたまに
そういう時があるんですけど、こうなると構成要素は濃いくせに薄味に感じる
んだよなぁ。ドラマ部分と設定開示とアクションシーンの全てが詰まっているのは
いいが、30分でやられるとぎゅぎゅう詰めで何を食べたんだかわからん。
贅沢だとは思うんだが……

 前後編の後半、話のオチ部分が放送されたわけですが、オチ部分に新たな要素が
もりもりと入っておりますよ。
 魔界業界では伝説になっているホラー喰いの魔戒騎士の実像と、三神官どのもの
素性・思惑。今回はがつんと情報が公開されましたな。
 三神官とコダマはホラー喰いの騎士キバに傅いているわけですが、こいつが
めっちゃ強い。1000体のホラーを喰らうと超パワーアップ&不老不死という
ステキ状態になるようで、キバは間違いなくその恩恵を受けている。
 前半のvsゼロで黄金騎士は強いなぁなんて眺めていた私ですが、vsコダマで
苦闘し巨大ホラーに騎士二人がかりでもで太刀打ちできない鋼牙と零を見たあと
だと、どうやったらキバに勝てるのかさっぱりわからん。
 いやまぁキバが敵だと決まったわけではないのですが、少なくとも零はこいつに
恋人を殺されているわけで、すんなりいくとは思えんですよ。
 三神官がいう「死人を蘇ららせる力を持った(持っているかもしれない)あのお方」と
いうのは、キバのことでいいんだろうかなー。三神官は魔戒騎士たちにホラーを退治
させ、斬った剣にたまった邪気を魔界に送り返しているとみせてキバに貢ぐ。
そういう構図が見て取れます。
 でもって京本政樹さんこと龍崎駈音に思わせぶりなシーンが。龍崎=キバの暗示
に見える。時代劇よろしく「先生、おねげぇしやす!」「どうれ~」てな感じでいよいよ
登場?! 龍崎先生始動なるか。

 キバは重装系のキャラに見えました。使用武器がハルバードなところはかなり
ときめいた。こいつの登場のおかげで槍や棍が武器で機動力重視系の魔戒騎士も
かっこよかろうなと妄想したくらいに(笑)
 キバは武器は長物だけど動作には重力がある印象。一撃に重い力が乗っている
かんじ。

 コダマは前回に引き続き見せ場てんこ盛り。戦闘で乱れた頭髪をなでつける
シーンも効いてます。せりふはないキャラだけど動作でイメージが作られていますね。
コダマは瞬きをしないところもキモだと思うんよ。得体が知れなくてよいよい。

 冒頭のガロゼロ対決は最終的にはガチの殴り合いになっているのが笑った。
やはりそこに落ち着くのか。
 二度ほど殴り合いをしてみるとお互いうち解けるのか、鋼牙が零のことを名前で
呼んでいましたよ。喧嘩で仲良くなる法則が働いております(笑)
 このあと鋼牙は邪美に傷を手当してもらえたけれど、零はどてっ腹に剣突き刺さ
れてえらいことになってるんじゃなかろうか。相当糖分をとらないと回復できなさ
そうだ。つまり接種した糖分で傷口を固めて治す(違います)

 と思ったらここ勘違いだよ其の1。
 ガロがゼロに剣を刺しているシーンは、この流れだと次にこの手がうてるという
鋼牙の「読み」の部分なんですね。
 画面がモノクロに変わっていることに指摘をいただくまで気がつきませんでした。

 憎しと思っている鋼牙の頼み(剣を魔界へ送り返せ)を聞くか聞かまいか迷っている
シーンで鋼牙が、「俺たちは魔戒騎士じゃないのか?!」と叫ぶシーンはかっこよかった。
 そこで零が本質を取り戻すところもさすが騎士というかんじ。それだけ使命に縛られて
いる職業だともいえるんだけども、そういうところも牙狼キャラの魅力だろう。
 ゼロの剣撃残像時間差攻撃もかっこよかったです。

 鋼牙も零も生身流血というのはやらない方針なんですかね。いっぺん見てみたいん
だけどな。かっこよく口端や頭からツルーっと。あと鼻血とか(そっちかよ)。
 
 邪美姉さんは木っ端みじんに吹っ飛んでお亡くなりになってもた。あああああ……
 邪美はちょっとせつないね。憎からず思っていた幼なじみが立派に成長したところ
に再会して、やはりいい男だと再認識できたものの相手の心にはすでに他の女が
いるわけよ。フリーなら放っておかないんだけど、女のために手を貸してくれとか
言ってきやがるんです。かなりぞっこんなご様子なんです。しかもせっぱ詰まって
いっぱいいっぱいになってやがる。そんなふうに懇願されたら手を貸すしかないじゃ
ないか。まったく損な役回りだよ。いいか、私が手を貸して守り抜けませんでしたは
なしだ。絶対に守り抜くんだ、いいね! といったところに見えました。
 ……すいません、途中からちょっと邪美風味な文章に……ガクリ。
 私にはめっちゃいい女だったよ。こんな状況下ではない鋼牙と邪美の会話を
観てみたかったなぁ。

 鋼牙が邪美に紅蓮の森でヴァランカスの実を取る手伝いをしてほしいと頼む
シーンは、なんでああいう撮り方になったのか気になります。鋼牙は背を向けて
頼み事をするんですよね。キャラクタの性格を考えるとそれもありなのですが、
私にはなんかこう、相手にとっては辛い頼み事をしているように見えたですよ。
 やっぱりあれか。色恋にはうとうい鋼牙といえども邪美の気持ちには気づい
たってことでいいんだろうか。
 個人的には邪美の気持ちがそこまではっきりしているっちゅうところはピンと
こないんだが。
 前回今回で描かれた邪美というキャラをみるに、気持ちがわかっているなら
成長するまで顔も見ずなんてことはしないような気がしたんですよね。積極的な
キャラではないんだけど、自分の売り込みはそこそこしそうだなと。
鋼牙が邪美のことをすっかり忘れてたなんてことにはならんだろうよ(笑)
 シナリオ上の都合でそうなっているんでしょうが、邪美の気持ち設定はもう
ちょっと丁寧に描写していただけたらよかったのになぁと。鋼牙に惚れている
という設定は理解できるものの、裏付けがほしかった。
しかしそこを描いてしまうとくどすぎるか? このくらいでちょうどいいの
だろうか。うーん。
 このへんは人それぞれ印象は違うでしょうね。こんなことを書いている私も
「そういうもんです」と言われたらそんなものかと納得してしまいそうなんだ(笑)

 でもって読みどおりにカオルも鋼牙もそれぞれ諭される展開に。
 邪美も鋼牙も信用できず二人の元から飛び出すカオルにすかさずゴンザを差し
向けるあたり、鋼牙も学習したというかよくやったというか。ここでまた離れたらもう
会えないだろうということに勘が働くのはあれか、野生の勘ってやつなのか(笑)

 と思ったらここ勘違いだよ其の2。
 ゴンザに連絡をとりたいと言ったのはザルバなんだな。
 先週冒頭ではかなりクールなところを見せていたザルバですが、ここでカオルを
逃したらもう後はないとわかっているのか、兄貴っぷりを発揮してしますな。

 ゴンザに諭されるカオルのシーンでは、カオルよりもゴンザの鋼牙ラブラブっぷりが
印象に残りました。家族なんだなぁと。二人のことを考えて叱咤しているのがわかる。
でもってゴンザに泣きつくカオルを見ていると、ゴンザは二人から信用されているん
だと思うのですよ。このシーンは好きだな。

 来週の牙狼はいよいよ仲直りですよおっかさん。
 なし崩し的(ろくな会話もないままカオルダウンとか)に仲直りするのか、きっちり
課程を描くのかが重要なんだ。
鋼牙×カオル者にとっては最重要事項なんじゃよー! 
このままぐだぐだになると胃に穴が空きかねん(笑)
 カオルは命の100日タイムリミットを振り切れるのか、それとも執行猶予がつくだけ
なのかはたまた死ぬのか。そのへんは今後の展開にかかわってきそうである。
いや死ぬのは勘弁。マジで。
 予告では何かに驚いたような表情を見せていたカオルですが、あれはどういう
状況なんでしょうかねー。

 ところで

 ……仲直りはするよな?(もうそこからが心配になってきている)

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牙狼18話感想

 ・最近イーキン・チェンはどんな仕事をしているのか聞こえてこないなぁと思って
いたのですが、なんかタイのチャイヨープロダクションが作るウルトラマンに出るん
だとか。本人おたくで有名な方なんですが、特撮は守備範囲なんだろうか。

 ・2/14 記事内容訂正&追加しました。

 

牙狼18話界符感想

 18・19話と前後編なものでエピソードのオチはついていないものの、ものすごい
ところで待て次週! しやがりましたよこんちくしょう。話がどう転ぶのか読めない
こともあり、先が気になって気になってしかたがありません。来週は録画ではなく
リアルタイムで観てしまうやも……TV表示の番組案内次第だ(笑)
 ちなみにまだ詳しい内容は載っておらず、代わりに1話あらすじが掲載されて
おりました。
 
 えーでは感想。
 ザルバはクールだなぁ(笑)
 カオルのことは自分でまいた種なんだからあきらめろと、ごもっともなことを
おっしゃります。間違ってないんだが人の感情は合理的にはできていないもので
して、鋼牙も理屈では納得できていても感情では認められないみたいです。
日頃の鍛錬も大荒れ。やり場のない感情をぶつけておりますな。いいシーンです。
 そんな荒れた心で鍛錬を続ける鋼牙のもとに阿門法師殺害との知らせが。
 鋼牙は番犬所から弟子の邪美が阿門を殺し、そして番犬所から浄化された
剣を盗み出したと告げる。邪美の抹殺指令を鋼牙に下すも鋼牙はとりあわない
うえ、番犬所から縁を切ると宣言します。
 ぬぬ、ちゅうことはなにか。今後番犬所は仕事を出してくる上司的ポジション
ではなくなるのかな。邪美は魔界に送り返されているべき浄化の剣が番犬所に
あることが決定打になってどうしようもなく不信感を抱いているようですし、番犬所
の真の思惑が話のキーになっていくのかもしれません。

 でもって今回はアクション! アクションが見所です! 2話連続アクションは
ほぼゼロという内容でしたが、今回はその溜まったストレスを発散させますと
言わんばかりのステキアクションですよ先生。
 剣を盗んだ邪美vsコダマから、邪美vs鋼牙に零vs鋼牙の豪華3本立てで
お送りしておりまっす(笑)
 コダマは魔戒騎士相当の戦闘力があるという設定だったのですが、ここにきて
手の内披露ですよ。声というか呼気がエネルギーになるのね。しゃべらない
キャラクタだったのはこういう理由だったのかと納得。
 あとなんといっても役者本人がアクション俳優なので、本人によるアクションを
堪能できたというのが素敵でした。スーツで戦う執事ここに具現化ですよ!
 でもって相手の邪美姉さんのアクションもキャラが出ていて魅力的なんだ。
パワーで押すというよりも技で押すみたいな。衣装の翻りもよきかなよきかな。
武器が筆でそれを使って印を書くのは魔戒法師共通の攻撃方法なんじゃない
かと思ったのだけど、フラッグは邪美オリジナルなんだろうか。これも「なびき」が
綺麗でとても見栄えがします。

 まぁなんつってもいいのはおみ足なんですけどねっ!

 すごいすごい、邪美役の佐藤さんの足の上がりようったらないのですよ。
鋼牙の肩の高さまできれいに上がっちゃうのな。
 衣装も黒を基調にした翻り考慮型ずるずる系なんだけど、スリットスカートの
下はホットパンツかなんかなのかな。白くて長い足がぱっと出てきて綺麗
なんだこれが。
 なんでもストッキングなしの生足だったそうで、撮影の時期を考えるときっと
とても寒かっただろうなと(笑) しかし生足であれかぁ。綺麗だな!
 邪美のキャラクタは男性的にしゃべるものだから、エロいというよりかっこいい
色気なのね。やーもうアクションと口調であっという間に脳内にキャラクタ像を
結べたよ。
 邪美役の佐藤さんは美人ではなかったけれどそばかすが魅力的だ。
でも置かれた立場もあってか邪美の目つきは怖かった(笑)

 と思ったらあのそばかすはメイクだとのこと。邪美がどういうキャラなんだか
ますます想像がふくらんでしまったよ。

 言うことをきかない鋼牙ではなく零を刺客として使う番犬所だが、仕事の報酬
として提示された内容が「恋人を生き返らすこと」。そして恋人殺しの犯人は
黄金騎士に間違いないと嘘を告げるわけだ。あきらかに番犬所は変です。
生き返らせるとか言い出したあたりからおかしいだろ。
 零もクールだからあっさりカオルを人質に使うしな。お前さっきまで「僕なら
君を守る」とかいってなかったか? というツッコミはこの前もやった(笑)
 でもってカオルをつれた零が予告編で流れた鋼牙邪美姉さん組み敷き場面に
やってくるわけだが、ここでは零のツッコミに感謝かもだ! こいつのツッコミが
なかったら、鋼牙とカオルはこれ以上ない修羅場になってたぜ……
あやうしあやうし(笑) 
 あの状況の場合はひやかしのほうが効果的なんだがなぁ。ありがとうよ零!
 でも零の邪美のおかげでカオルの命はあとわずかということがばれているので、
いいことと悪いことは相殺なかんじ。
 カオルの痛々しさも見てられない。人混みにすらホラーを見て恐怖し、精神的
にかなりまいっています。龍崎の元へ保護されて一時笑顔を見せるもまた元の
状態に戻る。物として扱われることに投げやりになっているしなぁ。
 鋼牙が邪美を組み伏せている場面を見て「あ!」と驚くのは、鋼牙がいたことと
女を組み伏せていることの両方に驚いたのだろうか。なんか前者っぽいが。
 久々に出てきた龍崎先生、もう鋼牙には会わない方がいいとまともなご意見。
この龍崎駈音が敵か味方か判断つかない。
 
 零vs鋼牙は生身バトルではなく鎧装着でのガロゼロバトルだったんですが、
7話かくやといわんばかりにもりもり動く。
 ていうかきましたよ兄さん! ガロの木幹跳び蹴り。きたきたきたぁああああ!!
未来忍者とちがって一連の流れのひとつとして描かれているためあっという間に
流れてしまうのですが、もうね、あまりのかっこよさにリピートしまくり。
横山スペシャルなのかこれは。

 さて、来週のサザエさんはよろしく来週の牙狼はいよいよ鋼牙が脱ぎまっせー。
じゃなくて零が鋼牙につくか番犬所につくかがキモですかね。コダマとのバトルが
かなり熱そうですし、どんなオチになるのか楽しみです。
 いやまぁ、鋼牙×カオル者としてはこっちもものっそい気になるのですが。
つうかなにか。カオルのいぬ間に幼なじみから女子の扱いプライベートレッスン
とくるか?!(ねえよ) 色っぽいことにはなりそうもないんだが(雰囲気はありそう。
ともあれ鋼牙もカオルも邪美やゴンザから教え諭されそうな気はする)、やつら
魔戒騎士の傷の治しかたって普通じゃないからなぁ。消毒とか包帯じゃないから
何があってもおかしくない。そして牙狼はお姫様コスプレのカオルを鋼牙が抱き
上げるという、恥ずかしい絵面を臆面もなく描く番組!(笑) どうなるどうなる。

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TV掲載番組表がすごい

 ・学園ヘブンてアニメ化するのか……どちら向けで?(笑)
 ガチで腐向けなのか、それともどちらかというと乙女向け(主人公ちやほや系)なのか。

 

牙狼

 今週金曜日の放送ねたばれ。TVで表示できる番組表にがっつり載って
やがりましたよ。ええそりゃもうこれ以上ないってくらいに詳しくな(笑)
 以下反転。

 阿門法師死す。

 TV掲載の番組表がここまで詳しいとは思わなんだよ。 
 以下引用。ネタばれにつきリンクで隠します。

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