軍靴のバルツァー19話感想
◆店員が棚ざししたその横から@バンチを抜き取ってもうた。
ちょうど配列のタイミングだったみたいで……やらなくていい仕事させてすいません
その雑誌買います状態です。手に持ってるのが@バンチだと気づいてたなら声かけたん
だけども。
先月号より今月のほうが作画に乱れを感じるな。
ピッケルハウベをかぶっているとバルツァーなのかヴァイセン組にやけなのか
区別つかんかった……オウ……
「戦争開始しました」な前線から後方100kmの兵站村に拠点を構えた観戦部隊一行の、
村での過ごし方が今回のお話。
ここを預かるヴァイセン将校が出てきて、バルツァーが本国でも苦労している
シーンなんかも拝めます。
観戦部隊一行を「お客さん」としてなにもやるなという態度で兵站村将校は
もてなすわけですが、第二王子はやる気があるわけで。
前線に出てバリバリやんぞ! とまでは考えてないとは思うものの、軍事部隊
として動きたいという思いを持って出てきてるのかなぁと感じました。
この「お客さん」扱いに素手でリンゴを砕いてご立腹ですよ。鍛えすぎだろおまえw
兵站村将校は保守的な人みたいで、外からきたバルツァーに口だしされるのが
いやみたいですね。
まぁ年の若い少佐がやってきてあれこれ言われたら、「はいそうですね」と
簡単には首を縦にふるまいよ。
そんなやりとりを盗み聞きしているヴァイセン組ふたりの姿が。
どうもこいつら参謀総長の子飼いらしく、バルツァーの行動を報告しているもよう。
おっかねぇええええええ!!!!! なんだこれ。バルツァーはガチで
参謀総長に目を着けられてんのなぁ……
そういやヴァイセン組の黒髪のほうは、なんぞバルツァーと因縁があるようです。
ヴァイセン将校のクーデター事件と思われる回想があったので、事件関係者と
なんらかのつながりがあるのでしょう。
まーヴァイセン組はバルツァーのことを信用なんざしてないってことはわかった。
兵站村将校には煙たがれましたがバルツァーはバルツァーで勝手に訓練開始。
ほぼ一ヶ月ほどの様子が描かれ、これがなかなか面白い。
射撃練習から測量にマニュアル製作まで、観戦部隊一行の生活?が見て取れます。
説明がなくともコマに描かれている絵からあれこれと想像できていいですね。
テント張ってる騎兵科とかヤギ?羊?の子供とじゃれてるトマスとディーターとか。
いわれてみればこのふたりは馬が合いそうだよなぁ……そしてまたもやリンゴ
食べてるマルセル。こいつほんとリンゴかじってるよなぁ。リンゴの王子様か
おまえはw
ここではマルセルにライフルの撃ち方を教わるヘルムートという、変わった構図が
あったのも面白かった。ライフルの扱いにおいては歩兵マルセルの出番だもんな。
そんな訓練やベルツァーの懸念する問題への準備をしつつもどこかのんびりと
した一ヶ月でしたが、案の定懸念通りの展開がきましたよ!
前線から後方100kmのお客様観戦部隊そばの港に、海を回って敵来襲でございます。
気分はもう戦争! てか、ガチで前線パート2になりそうになってんぞ!!
観戦部隊だけではすまないとの予告はありましたが、いきなり大事になっちゃった
んじゃないかこれは。
これがヴァイセンの戦争に慣れた部隊ならともかく、要人抱えた50年戦争を
してない国の兵士だかんな。まぁヴァイセン軍もいるけれど、この村に置いてる
兵士数と質ってどんななんだ?
いやー戦争になってまいりまった! というところでまて次回。そして来月は
お休みだ!ここで1回休みとか殺す気か!?
たまんねぇです。先が気になりすぎます。
月刊 コミック@バンチ 2012年 11月号 [雑誌] 新潮社 2012-09-21 by G-Tools |
今回の暮らしのワンポイントは沿岸に配置されている砲台。
海軍よわよわのヴァイセンは接岸される前に近づく船をぶっ叩く! ということか(笑)
あと作中でも描写されていた下士官のお仕事の話し。将校の世話を焼いていたので
これが従卒っていう方ですか? と思ったんだが、どうもそうではないようで。
そこが解説されていてスッキリしました。なるほどなー。
今月号は風に髪をなびかせているリープクネヒトとか第二王子とかバルツァーとか、
かっこよさげなシーンがあるのですが、私のお薦めは”嫌な上官みたいじゃねーか”
とぶつぶついいながらガニ股で歩くバルツァーさんです(笑)
若くして出世したはいいけど、本国でも苦労してんな顧問……そこがいいんだけど!
二枚目シーンなんざ飾りですよ!