軍靴のバルツァー13話感想
◆アクアプラスの格闘ゲーム「AQUAPAZZA」はPS3へ移植。
PS3だと信じてたよ社長ー! 発売は6月とのこと。
◆発売日が3月30日へと延期になった「ひとふた奇譚」はムービーが公開。
ライターテロップが出てくるところで吹いた。何人使ってんだよw
数えてみたら8人でした。
複数ライターで延期を繰り返すゲームはろくなものがないのが通説なんだが、
ひとふたも例に漏れずってことになりそうな予感がした。
いやームービー見てても既出のCGばかりだし、どんなゲームなのか伝わって
こないもんよ。絵はいいんだがなぁ。
ハラハラする要素満載ではありますが、元の発売日が2月24日だったこともあって
すでに予約してしまったのだよねこれがw
◆「東京バベル」はギャラリーコーナーが更新。
赤ラン君はCGにするとかっちょいいというか、男性キャラは立ち絵よりCGのほうが
魅力的だなぁ。
あと支配者はエエ顔する。待ってたよこういうの。
バトルCGに長方形の箱vsハンマー状の何か、というものがあって、どういうことなんだと
首を捻ってしまった(笑)
ああもうどうしてくれようか。
14話がめっちゃ面白くて「先を、はやく先を読みたい」状態になってしまい、己の
読書ペースやページをめくる手すらもどかしい。
軍バルが好きすぎて生活に支障をきたしているw
13話でエルツライヒとの対立が表面化したヴァイセンですが、じゃあこの後どういう
手を打つのかと思ったら、ヴァイセン進駐軍の撤退ときた。
どうよこれ。読んでるこっちも作中の第2王子と同じ反応にならざるを得ない。
撤退させちゃったら軍事協定は解消じゃーんと思いきや、今度は別のアプローチで
バーゼルラントと繋がって、そのうえ軍事協定は維持したままにするもんね!
という神の一手が。
1話でもちょろっと触れられていたアレですよアレ。アレを利用しようっていうね。
そう、鉄道です。
バルツァーが赴任する1話にて、バーゼルラントには鉄道がないことが描写
されています。
こいつを半官半民でバーゼルラントに敷き、雇用の確保というバーゼルラント労働者
への配慮を見せつつ利益から生まれる友好ムードを築き、軍事利用ももちろんする。
進駐軍は撤退するものの鉄道を敷いてしまえば国境からずんどこ軍隊を送り込み
放題になるので、水面下では協定を結んだままなかんじ。
バーゼルラントへちょっかいだしてんじゃねーよという周辺国からの突き上げも
ヒラリと避けちゃうんだぜヘイヘーイ、という展開に。
なにこのバルツァーの有能っぷり。
実のところバルツァーはチートかと思えるような有能兵士なわけで、それが
「これでもか」と提示された瞬間だと思いました。
いやうん、普段も有能なんだけど、ほら、中間管理職の苦労がにじみ出ていると
いうかね。有能二枚目じゃないというそこがたまらんのだけども!
鉄道についてはレール規格がネタになっててニヤニヤしてしまいました。
ここが今月の豆知識だなぁ。
ゲージが違うと簡単に乗り入れはできないため手間がかかるんですよね。
(作中では乗り入れ不可とのアナウンス)
けっこうまちまちで日本でもあれこれ違っていたりします。
エルツライヒの1904mmて広いな。ごっつい輸送力持ってそう。
この規格が違うゆえ、なにかあってもエルツライヒはバーゼルラントに物資を
大量に送り込むことはできなくなるので影響力ダウンという狙い。
鉄道に関しては「暮らしのワンポイント」でもふれられているのですが、ドイツって
言っちゃってました。
今までリアル国名を出したことはなかったと思うのだけど、とうとう出てきたかぁ。
キャラクターの描写も新しいところが出てきて新鮮なかんじに。
喫煙カットがあってバルツァーは葉巻派と判明。
モデル当時にはすでに紙巻きたばこもあったと思うんですが、作中設定ではどうなん
だろうな。
やっぱあれなのか? 偉い人は葉巻がマナー的な。
あと砲兵科と歩兵科4人によるヴァイセン道中記にて私服姿が披露。
鉄道出資者の民間人に会うためなので全員タイ着用とそれなりにきちんとした
格好をしています。それぞれのキャラらしい服装で微笑ましい。
小僧4人がなにゆえ出資者と面会しているかというと、バーゼル鉄道の社長は
砲兵科のディーターだからですよ!! 社長16歳とかどこのラノベだ。
ディーターも馬鹿じゃないので己がお飾りの社長であり、裏があってバルツァーは
自分たちを利用していると疑うわけですよ。
そこに鉄道を敷く真意を見せられて坊ちゃんことの大きさに「僕にできるかな」と
不安になちゃうんですが、先生! ここで今月のハイライトその2が出ました!
バルツァーさんディーターの頭をわしわしして励ましちゃいます。
アラヤダ奥様、バルツァーさんが「先生」してらしてよ? とか思っちゃういい兄貴風。
おのれー普通にかっこいいとか……ぐぬぬ(笑)
軍部の親分が出てきたが、兵士は程々に馬鹿がいいとかおっかなそうな人だ。
一介の少佐が見せたキラリと光る計画に、軍部1番のトップがバルツァーの名前を
覚えたのなら、普通なら「上司の覚えもめでたく……」となりそうなものなんですが、
どうも「キレすぎ」と警戒も抱かせちゃったようで。
あんま目立ちすぎると10年後くらいには
「カミソリバルツァーってな、本部では有名なワルさ」
「そんなキレ者が、なんで僻地なんかでくすぶってるんです?」
「だからさ、キレすぎたんだよ」
なんて言われて、僻地で水虫と格闘することになりかねん(笑)
次回は1回休み。
4月21日発売の6月号から新章を巻頭カラーで始めるらしいですよ。
カラーページは単行本では白黒版で収録される場合もあるので、カラーで拝み
たかったら6月号本誌を買っておくが大吉。
新章とかって数年後とかになってないだろうな……この計画が予定通りに進むとは
かぎらないし相手も手を打ってくるだろう。ディーターが士官学校に残るのかも
気になるところ。
ところでヘルムートまじどこいった。
扱いが難しいんだろうかといらん勘ぐりをしてしまう。
月刊 コミック@バンチ 2012年 04月号 [雑誌] 新潮社 2012-02-21 by G-Tools |
今月のハイライトはふたつありまして、その1というか真ハイライトはこちらであろうと
断言する。
酒瓶片手にのぞき見ぶっこいてる「エエ顔」のバルツァーであると!!
笑ってもうたw めっっちゃ悪役ヅラw これ主人公がしていい顔じゃないだろww
リープクネヒトがぶち上げた新聞報道はあんま間違ってなかったんだなーと
思わされるワルの三下の顔ですわw
ページめくって一コマ目がこの顔ですからね。作者さんの仕込みだと思われますが
まんまと術中にはまったよ!
後ろにいるメイドがドン引きしているのも無理もないというすごい絵面でした。
ディーターに「軌道に乗るまでサポート」と言ってるシーンなんかは、年端もいかない子に
いけないことを吹き込んでる兄ちゃんそのもので、「おまわりさんこの人です!」と
言いたくもなるw