牙狼スペ白夜の魔獣感想
・例のごとくまた書き忘れている感想がある気がしてならない。
牙狼スペシャル白夜の魔獣鑑賞終了。
なんかこーあれだ、視点がはっきりしない外伝だった。
TVシリーズ本編は鋼牙に視点があてられておりそれがブレなかったと思って
おるわけなんですが、白夜はお祭りテイスト強めでどこに中心があるのかわか
りませんでした。中心はあるんだろうけど私がアホで見つけられんかった。
劇場版みたいなもんなのでこういうものだってかんじもするけれど。うーん。
TVで描けなかった母の愛情がキーワードなんかな……
邪美出張りすぎという感想を目にしていたせいで覚悟完了していたのか、
邪美まわりについてはさほど違和感を覚えず。腕の立つ一人前の魔戒法師で
気が強くていい女というキャラを、さとうやすえさんが好演してらして何をやっても
様になる。というか邪美の魅力満載の話しだった。鋼牙との共闘にファンファーレ
が鳴ったよ。
脚とか谷間とかどんとこい。そういう部分を見せられてもエロとかサービスとか
感じなかったんだよな。そういう思惑を含めて画にしているとは思うんだけど、
それよりもかっこよさのほうが先にきてしまうのですよ。サバサバとしている
キャラだから嫌みがないや。
あと邪美の童貞キラーっぷりがよくわかった(笑) あれはすごい破壊力だ。
なんすかこれは。邪美攻の翼受ってことか? なんか新しい世界が見え
ちまったよ(笑)
鈴が出てきたときに魔戒法師の女ってみんなこんなのなのかと思ったくらい、
邪美としゃべり方や態度が似ていると感じたんですよ。魔戒法師女子はああ
いった性格の傾向があるのなら、堅物ばかりの魔戒騎士と女法師との
まとまる率は高いんじゃないかと推測してしまう。魔戒業界の職場結婚方程式は
上手くできてますね(笑)
逆に鈴の兄貴(翼)はあんまり活躍しないな。翼がやってもいいようなアクションを
邪美に持っていかれちゃったからなぁ。このへんキャラの役割分担が偏っていた感じ。
邪美は好きなキャラだし活躍シーンをたくさん見ることができておいしかった
んだが、話し全体を見渡すとバランス悪くて手放しで喜べん。
白夜騎士ダン、もしくは山刀翼というキャラに「これだ!」というインパクトが
あったら、見せ場が少なくとも強く輝いたかもしれない。牙狼は変身後を含めた
魔戒騎士の活躍をみたいので、活躍してくれんとしぼむー。
ビジュアル的にはあの衣装は牙狼テイストから外れているなーと思っていたの
ですが、いざ動いてみると華のある衣装でかっこよかった。プリーツが効いてる。
魔戒騎士衣装は裾がひるがえってナンボですよと心底思った(笑)
中の人も堅物魔戒騎士らしさがでている二枚目でした。笑うとものっそい印象
変わるけど。
槍アクションはかっこよかった! もうちょっとスピードがあってもよかったけど
充分なかっこよさでした。変身するときの円描きは槍中心を持って回すのかと
想像していたけど、切っ先で円をきるのな。きった円をくぐり抜けて変身できる
というのは、色々とかっこいいシーンを作れそうな設定で、もっと見たかったよ。
あと槍追いかけがときめきポイントでした。
ガロゼロと違って法師みたいな術を使うところは特徴的だったんだけど、1度しか
活かされておらずしょんぼり。術を交えたプログラムで戦ってくれよ。
余談。
翼の後頭部の髪の毛ぴよぴよ具合がセイオ・ランカベリーだったので、そのへん
気になってしかたがありませんでした。リアルでセイオをやったらあんな
かんじになるのか……山本匠馬さんにセイオのかっこうをさせたくなった。
生身アクションもてんこ盛りなんでフヒフヒ言いながら観てました。
ただちっと点数が辛めになってしまった。限られた時間の中でも、むしろ時間が
限られていたからこそなのかもしれないが、短くともぎゅっと詰まった高濃度
ステキアクションを観たほうがテンションあがるわ。
白夜は「こいつはかっけぇえええ!」と思えるアクションがなかったのですよ。
いやもうどれだけ贅沢なことを言っているのかは重々承知ではあります。
ありますが、この1点でもって全てを許せると思えるぐらいのツボアクションが
なかったのは事実。充分にかっこよかったんだけどな。
前編出だしのアクションは鋼牙より零のほうがかっこよかったな。ビルの長い
廊下を疾走する銀馬は「牙狼の絵」度が高くてときめきました。
零が一番人間ができてるよなーと(笑) 翼と鋼牙の調停役をやったり周りを
よく見てる。初っぱな以外に目立つところはないんだけど、言動で印象を
残していたかと。いいキャラになりました。TVのときより好感度UP。
白夜は魔戒馬どもがおいしすぎます。主人をかばって攻撃を受けたりと
ナイスアシスト。ザルバ・シルヴァにつづく魔戒騎士の大切な相棒なんだな。
アクションは前編のほうが気に入っています。ボス魔獣レギュレイスは魔人
形態のほうが好きだな。TVシリーズでも感じたのですが敵キャラが巨大化すると
見た目の迫力はでるんだけど、バトルがいまひとつに感じるのです。
奈落の森の落下アクションはこんな苦労するもん撮ってスタッフはアホかと。
いや誉めているんだけど、ちょっと無理があるのか横スクロールのシューティング
ゲームに見えてしまった。
魔戒樹幻影バトルは素直に燃えた。剣を交えることのないであろうキャラ達との
バトルはほんといいサービスでした。カオルにすら刃を向けねばならないシーン
では、どのキャラよりも躊躇している鋼牙が描かれていてえげつない攻撃という
印象になったな。
コダマはかっこよすぎ。戦う執事ここに具現化だもんなぁ。たまらん。
中の人であるマーク武蔵さんは指先にまで緊張感のあるポーズをとるため隙の
なさを感じさせ、スーツdeバトル臭むんむんなんだ。
鋼牙vs翼の生身アクションは気に入っています。脚をクロスさせお互いを固定の
のち拳の応戦がとてもかっこいい。翼はキメどころのポーズがかっこいいんだよな。
繰り返し観てしまいました。
こうやって書き出してみると「アクションいまひとつ」とか言いつつ、気に入って
いるところが多いじゃんな(笑)
今回はシチュエーションにのたうち回りまして、
部分装着マジ最高。
ラストの鋼牙部分装着のかっこよさにノックアウト。なんだあれ。卑怯!
腕からじょじょに鎧を装着してガロへと変身していく鋼牙がどえらいかっこよさで
シチュに惚れた。
しかし顔だけ生身はちっとすわりが悪い。観てみたかったシチュエーションでは
あったが早くフルヘルムになれーと慌ててもたよ。面白画像一歩手前のあやうい
バランスでした。
今回は街中ではない屋外昼間でのアクションシーンが多く、これを見て変身する
しないかかわらず、牙狼キャラは「夜の街」に立たせるのが一番さまなるんだなぁと
痛感した次第です。
TVシリーズでは父親から守る側としての「守りし者」の心得を、スペシャルの
白夜では母親から隣に立つ大切な人という意味での「守りし者」が描かれ、
これでもって鋼牙は両親の愛情再認識となったわけです。これはつまりどういう
ことかというと、
俺も家族を持てるんじゃね?
という心の準備が整ったということでよろしいか?! よろしいかー!
つうかエピローグのカオルとのやりとりを見てしまうと、あたいの鋼牙×カオル
EYE(別名カップリング邪眼)には白夜がそういう話しにも見えてしまうんじゃあああ!
(はいはい、ここから先は邪眼持ちの痛い妄想感想文ですよ)
親の無償の愛を忘れていたわけですよ鋼牙は。TVシリーズでも愛情は描かれて
いたわけだけど、「隣に立つ人にどう接するか」という、そういう部分はクローズアップ
されていなかった。
「守りし者」という言葉の多面をも飲み込んだ鋼牙の元にカオルが帰ってくると
いうのは、上記にも書いたように家族ができることの暗示に見えてしまうというか
役所に書類を提出だ! 今すぐ! っつーかんじに見えたもより。ワハー。
いやもうカップリング邪眼ゆえのアホ感想というのは重々承知なんですが、
ちょろっと描かれたエピローグの破壊力がアルティメットクラスでアホになった(笑)
鋼牙の野郎、絵を修復するカオルを幻視までしやがって。本人目の前にして
大きく一拍しやがって(ここ重要。あれは冷静になるための間だよなぁと)。
TV21話「魔弾」の小川渡りでですら手を差しのべなかったやつがですよ、
あんなにやわらかく手を差しのべるってあんたああああああああーー!
成長っぷりに涙で画面が見えねぇ(笑)
そいでもって鋼牙×カオルときめきポイントのひとつである、強引にカオルを
引き寄せてしまう鋼牙っつー必殺技が炸裂。しかし映るのは手のみであり、
何が行われているのかは想像にお任せなところがニクイ。そのくせそこが
たまらなくいい。
いやいやフレームの外で行われている部分は見たいんだよ。なんだけど
そこまで描いてしまうともったいなくもあるんだ。べたべたした描写を直接
描かないのが牙狼でそこも含めて好きなんだよなぁ。
カオルの衣装がTVシリーズとは趣のことなる娘さんというより落ち着いた、
女性らしい衣装なこともあいまってもう嫁としか。
後編DVDブックレットの「カオルのアルバイト」コーナー写真はヒロビ22号の
隣に祀る。手ぇ握って見つめ合って……ッくわー!! 殺す気か!
こんなの見せられたら嬉しくなって妄想フルスロットルだこんちくしょう!
もっと大きな画像ではっきりと見たいなぁ。どこかで公開してないかこれ。
前もってみなさんから「ラストすごいから」と釘をさされていたというのに、
準備した心構えすらすっ飛ばされる嵐が吹きましたとさ(笑)
なんだかんだ文句をいったし残念な部分も多いのですが、スペシャルを観て
幸せだとは思ったのですよ。TV放送が終了しもう観ることはないであろう
キャラ達の活躍を、時間軸続きで観ることができたのはとても幸せなことでした。