ゼイラムはOPスタッフクレジットまわりの音楽も気に入っています。
ゼイラム1・2
未来忍者に続けてゼイラムを鑑賞。こいつと未来忍者のどちらかが雨宮作品
1本目の出会いだったわけだが、今ではどちらが先だったのか思い出せない。
イリアがかっこよくて好きだ。そしてなによりもゼイラムの造形が好きです。
マントを羽織った状態がかっこよくて、そして女面本体が不気味でいい。
女面が画面に映るとぐっと魅入っちゃうんですよね。美しくも異形で毒々しい。
表は綺麗な女面なのに、触手として露出するとグロテスクというギャップも
よかったのかな。こいつが細かく動くので感心してしまいました。
1のプロローグの殺戮シーンで一気にハートを鷲づかみにされたですよ。
BGMの読経がまたよくてな。
三度笠クリーチャーと言われていましたが、その三度笠とスリットアイが
かっこいいんじゃー!! きのこ頭が醍醐味です(笑)
話としては異世界の賞金稼ぎが日本の民間人を巻き込んで化け物退治と
いったところで、最後の最後までピンチが続く。これは2もまったく同じ流れ
なので残念なところではある。もう1作続けば「それがゼイラム」と言われる
ようになったかもしれないが。
1の内容はよく覚えているのに2の内容はあまり思い出せなくて、2は1ほど
印象的ではなかったんだろうなぁと。新鮮味に欠けたからなのか。
1は今観てもハラハラします。先を知っているのに「やばいよやばいよ。
ハリーハリーハリー!」と思ってしまいました(笑) これでもかってくらい何転も
して最後まで画面から目が離せない。
話はもどってイリア。バトルヒロイン……じゃないな。ヒロインじゃなくてヒーロー
ですよね。凄腕の賞金稼ぎできりっとしていて美しい。目がいいんだ目が。
女性らしいやわらかさがいいというよりも、戦う姿が凛としていてステキなのですよ。
そのくせ服脱ぐといやでも女性を意識させやがるので、このギャップがたまらん
ですたい(笑) スタッフは狙ってやっているのでしょうが、まんまとやられて
おります。ちょっほー。
1にも2にもありますが、砲弾をアーマーで流し弾くシーンがもうもうもう
大好きなんだ! ここでもご飯2杯はいける(笑)
イリアの服装もマント着用時が好きなんですけど、あの世界観ではもこもこと
着込んでいるほうがしっくりくると感じているからなのかもしれない。
細かい異世界アイテムも魅力的。2の傘型飛行マシンにはときめきました。
武器もなんちゃって漫画武器満載のステキっぷりをみせており、そのくせ支払い
が済んでいないとか妙なところで生活感があって思わず苦笑してしまう。
神谷と鉄平もステキ漫才コンビです。神谷が鉄平のピンチに現れるシーンは
こっけいなんだけど、さすが戦争行った人は違うなと思える登場の仕方なん
ですよね(笑) ばかばかしくもかっこいい。
未来忍者といいこれといい、予算のなさとか役者の身体のキレとか物足りなさ
があってこれは面白画像かと思わされるところもあるのだけど、漫画やアニメで
しかやらないような設定や画面を、実写で本気で作っているのが雨宮映画だよ
なぁと。そのへん新感線の芝居と似たところがあるのかもしれない。
一見ぎょっとするのだけど、あっという間に慣れてステキワールドへ変わる(笑)
それにしてもこの映画を観ていると時代を感じます。1・2ともに秋葉原の街が出て
くるのですが、あの風景は撮りにくくなっただろうなぁと。
萌え看板とメイド喫茶客引きが映ってしまいそうだ(笑)
携帯電話の大きさも見物。1と2ではすでに大きさが1/3になっていて、同じ機能を
持った機械だとは思えない(笑) こんな時代もあったんだなぁと思わされる映像です。
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