プラネ19終わりはいつも。
プラネテス19話「終わりは、いつも…」感想。
ハチマキはフォンブラウン号のクルーになることしか見えていなくて、
他のことは見えていない。とりあえずクルーになる、後はそれからって状態
ですよね。でも、それでもまだ覚悟完了しきれていない。
他の全てを捨てないと、手にできないチケットだとわかっているから
全てを捨てた。けれどもその選択が正しかったのか、クルーになれなかった
ときはどうするのか……見ないようにしていても、心のどこかには不安が
あるのでしょう。だから自分と同じハキムと出会ったとき、喜んだんだろうなぁと。
同志じゃないですか。自分と同じテンションで試験を受けてる人なわけです。
そこでホッとしてしまうあたり、孤独でいいと、まだ覚悟完了しきてれいないん
ですよね。
覚悟の最後のピースがはまったのは、チェンシンとの口論だと思う。
自分はどんどん追いつめられて(自らそうしているというのもある)、この試験
結果が生きるか死ぬかぐらいの心持ちでいるときに、同期の桜は余裕ぶっこいて
「次もあるし」、なんて言ったらそりゃブチ切れんだろ。
ここでハチマキは完全に切り替わったと思っています。もう迷いはないでしょう。
16話「イグニッション」以降はそれまでの1話完結型とは違い、連続ドラマに
なっていくのも「切り替わり」の暗示のようでいいですね。
あー、何が言いたいのかわからん感想になってきた。
この回に関してはハチマキにばっちり感情移入できてしまうので、長々と
書けてしまいますよ(笑) ここらでやめておく。
試験中にハチが記者に “開発にかかるお金でどれだけの貧しい人を救えるか”
という質問をされるのだけど、王立宇宙軍にも同じシーンがでてきます。
今後宇宙開発物には必ず出てきそうなシーンになりそうだ。さけては通れない
問題でしょうから。
まぁあれだ、なにはともあれハチ役の田中一成さんもおっしゃっていたように、
主人公がホームレスになるなんて、誰が予想しようかってもんですね(笑)