タブレット強化月間ということで、凛を落書きにUP。
制服というのは、制服と白シャツ属性をいっぺんに満たせるステキアイテム
なんだということに、今更気がつきました。
jpgにしたら圧縮がかかって色が飛ぶとぶ。こんなに変わるもんなんだなぁ。
えーと、多分やったのはどなたかとの枕投げです、ええ。枕投げ(笑)
土曜日に劇団☆新感線公演「髑髏城の七人」再々演版を観て参りました。
私は初演・再演版を生では観ていないのですが、再演版は幾度もビデオを
見直したクチです。そのくらい好きなお芝居を、やっとこ生で鑑賞できました。
ビデオとはいえ再演版に思い入れがあるため、素直な目で観られないんじゃ
なかろうかとそれが心配だったのですけど、蓋を開けてみたらこれはこれで
楽しかったです。
いかがなものかと思ったところもあります。
水野美紀さん@無界屋蘭兵衛のキャラを前に押し出しているものの、
キャラに抑揚がないせいか平坦に感じてしまったり、坂井真紀さん@極楽太夫
のありえない影の薄さとか。
それでも面白かった。今回は音楽の力も大きかったように思えます。
いつものベースが響くロック系ではなくて、なんちゅーかこう、「天に抗うひと7人」
といった要素を、前面に押し出したかんじだったですよ。映画やゲームから流れて
きてもおかしくないような。
OPで捨之介が傘を担いでバックにタイトル出たときは、
きやがりましたー!! という状態になりわたくし大興奮。
顔が自然ににやけてました。
音楽と芝居の盛り上がり部分が一致していて、テンション加速率が高かった
のです。
あんまりにも曲がよかったんでサントラを買おうとロビーに出たら、
売切れの文字が。ありえねーーー!! どういうことですかオイ。
この後まだまだ公演続くんじゃ? そんなに売れてんのかCD。
この時の私のしょんぼりっぷりたらなかった。脳内では延々とテーマ曲が
響いていて、おうちに帰って堪能するぜ! という気満々だったので、売切れは
とても痛かったのす。ぬあー。
あと初めてスタンドを経験しました。スタンディングオベーション。
立つほどよかったか? と驚いたんですけど、考えたら8日は東京1回目楽日
だったんですね。
しかしながらこのスタンド時が実に楽しかった。詳しくは以下のネタバレ感想
でどうぞ。まとめられなくて箇条書きになってます。
詳細を見る
蘭兵衛役が女優さんになったせいか、天魔王好き好き具合が「忠誠」という
ものに「愛」が加わっていたように受け取れました。
女を捨てて仕えたと語られていましたが、心の底には愛情があったんじゃ
ないですかね。
本人は女の気持ちを捨てて仕えたわけだけど、同じ顔の人から「お前女じゃん」
と言われて、いやがおうにも女であることを認識させられた、というキャラになって
いたかと。それでも抑揚はなかったんですけどね。
姿は美しくてツボなんだ。
袴になんていうんだあれは、和服で弓弾くときに腕に通すあれ。アチャが着てる
やつ。あれを身につけた姿は大変ツボでした。
得物が長物&キセル仕込み槍で、そのあたりも絵になってたなぁ。
女蘭兵衛もいい所あるし、男蘭兵衛とは別物になっており比べることなど
できないのですけれど、こう平坦に演じられてしまうとちょっと悔しい(笑)
粟根さんの蘭兵衛がとても良くてですね、それを変えたのなら前任を越えて
ほしかったのですよ。裏切りのエロさがほしかったのですよ!
極楽太夫は兵庫との気持ちの通い合い、といういいシーンもあるのですが、
他キャラに埋没してました。影薄いなー。
したたかに生きるいい女ってキャラは出ていなかったかと。
客演女優3人衆の中では沙霧@佐藤仁美さんがよかったなぁ。
色気がなくてはねっかえり、そして元気っ子。佐藤仁美さんはこういうキャラが
はまりなんじゃなかろうか。
ラストで捨之助とじゃれあいながら去っていくシーンは、兄と妹のようで
たいへんかわいかったのですよ。
贋鉄斎役の梶原善さんは、新しい贋鉄斎を披露してくれました。
飄々としていてだらしないところがあって。
梶原さんはTVドラマでしか拝見したことがなく、小心者だったり卑怯者だったり
する役が多いのですが、舞台演技ではああも大きくみえるのかと驚きました。
アクションクラブの前田悟さん@龍舌丸がよくてですね、失礼ですが最初
どなたが演じているのかわかりませんでした。川原@服部半蔵は相変わらず
声がいい。アクションクラブのお二人は最近お気に入りです。
橋本じゅんさん@抜かずの兵庫で思わず目頭が熱くなる。
荒武者隊全滅を知った兵庫、というシーンでは兵庫の慟哭が聞こえて
きましたよ。
磯平兄ちゃんとの兄弟鎌ダックがあって、二人で動くぶん磯平の印象が
薄くはなったものの、兄弟という絆が感じられるようになってました。
公演を観にいくたびに橋本さんのステキっぷりにやられて帰ってくるんだが、
もしかして橋本ファンになってるんだろうか私。←たぶんな
で、古田新太さん@玉ころがしの捨之介ですが、ヤンキーヅラにファースト
インパクト。角刈りで後ろ髪長いんだ。すげー。そこからギャグは始まっている
のかと思ったよ。
再演版の捨之介より、人間大好きっ子な捨之介でした。そのせいで自分は
どんどん傷ついていくような。ヴァッシュか?(笑)
鋼屋ジンさんが興味を持っていた、「捨之介&贋鉄斎の鉄機兵100人斬り」は、
ちょいと相方との一体感がなかったかな。アクションの激度が下がったぶん、
贋鉄斎との一体感がほしかったんです。
小道具としてのパラソルは粋で良かったなぁ。傘を回して弾丸をはじく、とゆー
シーンを見てみたかったけど、傘というよりパラソルな大きさで、物理的に
無理ですかね(笑)
武器といえば山本カナコさん@胡蝶丸の武器がバトルファン。
むっはー! 生サリカですよ先生。
残念なのはこれを使った立ち回りがなかったことだ。
新国立劇場は舞台の奥行きがあって、アンコール時は役者さんが最奥から
全力ダッシュでやってくるという事態に。誰が最初に舞台にたどり着くか
競争してたね、あれは(笑) 古田さんと山本亨さんの超ダッシュは見物でした。
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