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　いままでさっぱり興味のなかった「FFVII アドベントチルドレン」ですが、
彼女が出てくるんじゃ話しは違うんじゃよ！　花売りの彼女。
しかもタークスの話法が特殊な赤髪と坊主も出てくるようで、今更ながら
当時のわくわく感を思い出してしまったのでした。

　新しいブランドが出てきたようですな。ボブゲは厳しいけど、18禁乙女ゲー
はそれなりに商売になるんだろうか。
　ともあれ１社独占市場だったところに競争相手ができたので、レベルアップ
が期待できそうです。

　個人的にはまた少女漫画絵で、ちょいと残念ではあるが。
　マギア・ミスティカ冬発売目標に期待しよう。

　・サムライチャンプルーはちょっともったいなかったですね。眼鏡萌え祭
でしたので、レンタルでても観ていただけたらと思います。
その価値はあるジンのかわゆさでした(笑)
　日比谷線かあ。劇場が有楽町なので、そのあたりを通れば見られるって
ことですね。そちらへ行く機会があったら、逃さないようにします。
　今週は親孝行に励んでくださいませ。

　で、本日のメイン記事はコレです。↓

　観てきました。
　一言でいうとスチームパンク好きの蒸気歯車大好きっ子は観ておけ。
ただしドラマはない。
　詳しい感想はネタバレしているので隠します。覚悟が出来た方はどうぞ。

　最初にこの映画のことを知ったのは、宣伝にあるように9年前だったかも
しれない。渋谷のどっかでやっていた大友展に行って、そのときスチームボーイ
を作ってますというスチル（映像だったか？）がありました。
　そのスチルはCMでも使われている一輪自走車にのる少年で、これだ！　と
思ったのを覚えています。
　そう、私はスチームパンクスキー。吹き上がる蒸気、きしむ歯車、油の汚れ
大好きっ子。ディファレンスエンジンとか読みましたよ。
そんな私にとって、スチームボーイは全編大興奮映画（ただし絵面でのみ）の
でした。

　そうなんだ、絵面では鼻から蒸気出せるほどいいのだけど、話しの盛り
上がり部分では鼻水流しそうな勢いなんだ(笑)
　二人の科学者の間に挟まれる科学少年という構図は面白いのだけど、
結局それはどこかへ行ってしまって、主人公レイ自身の答えがない。
爺と親父の行為の尻ぬぐいに、奔走するだけになってしまっているんだよなぁ。
　そしてでしゃばりまくる爺と親父。マッドサイエンティストっぷりは最高だが、
延々と続く親子喧嘩の内容が消化不良でした。
ちなみに爺、滑舌悪すぎて言っている内容を聞き取れない。リアルといえば
リアルではある(笑)
　ヒロインであるスカーレットはいなくてもいい。彼女がとんちきなことを
言い出すから面白い、というのもあるのだけど、その場にいて巻き込まれる
だけで、積極的なかかわりがないのです。
映画にヒロインいないとだめだべー的な理由でいるだけのように思えたですよ。

　スタッフロールに「キャラクタのその後のようなもの」が一枚絵として表示
されるのですが、こちらの方が面白そうに見えるのがなぁ。

　レイやスカーレットの声はよくて、俳優さんを起用してもこれならOK。
確かに硬い部分はあるのですが、すでにキャラ絵からはあの声しか聞こえて
きません。
　特にスカーレットに味があります。いいキャラ出せたなぁ。
上でぶつくさ言っていますが、スカーレットはかわいかった。
我儘ぶっちぎり、自分では何もできないのに、与えられた地位を当然だと思って
あぐらかいている、そんな嫌味なキャラクタではありますがなぜか憎めない。
　なのでキャラの掘り下げが浅いことがとても悔しい。

　音楽はいいのか悪いのか。メロディが記憶に残っていないのです。
作品のテーマとして印象的な曲があったら良かったかもしれない。

　スチームパンク的ツボには大興奮できる映画です。
　英国の街並み、彩度を押さえた色彩、とんでも兵器と飛行メカ、自作機との
カーチェイス、巨大建築物内部を縦横無尽にはしるパイプに歯車吹き上がる蒸気、
破壊される建築物に飛び散る破片、ゴーグルにツナギに設計図、スーツに眼鏡に
サスペンダーその他もろもろ。歯車ギミックのすてきっぷりは、大画面大音響で
観ないともったいないですわ。
お腹一杯です。たまらんほど鬼萌え。
　これで気持ちのいい冒険活劇ボーイミーツガールだったら文句なしでした。

　ぶつぶつ申しておりますが、もやもやが残るものの面白いと感じた映画で
ございましたよ。というか、私は観ている間は何も考えていないので、つまらない
映画というのはあまりないのですが(笑)
　ただやはり緩急に欠ける部分はあって、気持ちの良さはあまり感じられない
のでした。もったいない映画だなぁ。