プラネテ10屑星の空。
プラネテス第10話「屑星の空」感想は、いつものように本放送時感想再掲載から。
なんだったのかと思うくらい素晴らしい。アニメオリジナルの設定が
伏線や視聴者の理解を促すキーワードになっていて、上手いと膝を
叩いてしまう。
今回は原作では1話目にあたるユーリの話です。派手さはないけど
静かないい話だ。詰め込みすぎた感じがしたものの、それでもアニメの
持つ間がよかった。
ユーリの表情の変化が上手いです。コンパスを見つけてそれに
引き寄せられるときとか、コンパスに刻まれた文字を見つけたときとか。
個人的には原作のように「ユーリと宇宙空間と地球と花」という、
引いた視点での絵が見たかったな。
この話しが放送される前にOPED曲のマキシシングルが発売されていて、
私はそのジャケ絵にノックアウトされて買いました。
描いてあるキャラはハチではなくユーリです。購入日の日記でも書いて
ましたが、フェイスカバーに映りこむ影が、ちょっと違うものに見えるんです。
Dive in the sky 酒井ミキオ by G-Tools |
きっとそれは気のせいで、本当はフェイスカバーの曲面にそって、描いて
ある百合の花を歪ませて映しこんであるだけなんだと思います。
なんだけど、人の影のように見ることもできて、ただの物理現象として
ではなく、「何かが見えたんだと思いたくなる絵」になっていたんですな。
店頭で見かけたら眺めてみてください。
これ見てプラネはスタッフに愛されてるなーと思ったんですよね。
仕事で描いている絵なんだけど、気持ちが入っていると夢見させてくれる
絵なんですよ。プロの仕事だと感じ入ったわけなのでした。
でもって今回は2度目ということで、話しを追っかけるだけでなく、まわりを
見つつキャラの感情なんかを思い浮かべながら観たわけだが、
あれ、泣いてんの私?
おかしいな、1度目は泣かなかったんだけどな。2度目になったらなんだか
目から変な汁が(笑)
この話しを観た後は、1話と4話を見返すとよいかと思われます。
1話冒頭の旅客機事故は、ユーリが遭ったこの事故を描いているのです。
2度目の方が「くる」ってのは、戦国大合戦も同じだな。この時このキャラは
どんな想いでいるのだろうか、とか、考えてしまうと切なくなる。
ハチが感じている疎外感が伝わってきていいなぁ。ハチはきっと寂しくも
あるんだよね。そんな気持ちをぶつけるつもりじゃなかったのに、投げかけ
られた言葉がひっかかってしまい暴走。
25歳でこれかよってのもあるけれど、これだけパワーがあるから今後の
ハチに説得力が出るのだと。
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