咎狗の血プレイレポ9

 アキラァ……このM野郎め!(挨拶)

 ゲームを進めるごとにアキラのMっ気に眩暈を起こしそうになる今日この頃。
そんなところもかわいいんだけどな(笑)

 ナノルートは全キャラ攻略しないと出てこないのかな?

 というわけでnルートネタバレ感想です。以下リンクで隠します。

 アキラのナイフの謎がやっと解けました。そうか、これはナノからもらったもの
なんですね。
 とても重い人生を歩んでいる人なんだけど、あまりその重さを実感できなかった
ですよ。具体的にどんなことをされていたのか、もっと描写があるとよかった。
想像力がないだめなプレイヤーですじゃ……

 ナノがエマさんと恋仲であったものの、それすらも仕組まれたことと知り、それが
全てを信じることをやめたきっかけになっているわけですよね。
 個人的にはここはもっと踏み込んで書いてほしかった。ここでのドン底があるから
こそ、アキラの生き様や言葉での変化が劇的になりそうなので。
 女がらみを書かなかったのか書けないのかわかりませんが、BLという枠に
とらわれて書けなかったとしたら残念だな。

 エマさんは切ないキャラですな。
 己が利用されたとは知らずに素直にナノを愛し、しかしそれを信じてもらえず、
それ故に彼の人は絶望の縁に立ってしまう。そしてそれを救う手段を、死という
形でしか持ち合わせることができなかった。
 この人主軸でも1本シナリオ入れられそうだ。

 エマがナノに銃口を向けるシーンでは、相棒のグエンがとても辛そうな表情を
見せるのですが、それは任務放棄につき処分を下さねばならないということ以外の、
何かがあるように見えてならない。
 エマを尊敬していたのか憧れだったのか、はたまた男としての想いがあったのか……
作中は触れられていないのですが、想像をかき立てられましたよ。

 ナノのとえちーは唐突度No1で、あれよあれよといううちにアキラが脱がされて
いくことに(笑) ここはもうちょっとなんとかならんか。
 
 兵士の死体の山と、そこへたたずむナノとケイスケという絵があるといいなぁ、
と思ったケイスケとナノの共闘シーン。展開が早く、こう思った直後にケイスケの山場が。
 アキラをかばい死ぬのかケイスケ。「一緒にトシマを出るって決めたのだ」という文章が、
「あともう少しだった」という一文が哀しすぎる。ぐあー、ケイスケお前漢だな。
 ここシーンはベタながらも熱いシーンでした。

 エピローグはないほうが盛り上がったまま終われたように思えます。
 トシマを抜けるところで終わっていたほうが、余韻が残ったかなーと。
「俺の名前は――」で画面が切り替わり、ED曲が流れる。ここで「うおー」とテンション
上がったわけなのです。そしてエピローグでしぼんでしまった。
 答えが明示された安堵感はあるものの、安堵してしまうと気持ちが落ち着い
ちゃうんですよね。
 どちらがいいかは好きずきでしょうが、私は気分高揚したまま終わりたかった
ということで。

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