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　エマ第3話「告白」感想。
　
　アニエマの画面は、影の入れを少なくする方向で作っているのだろうか。
3話目にしてやっとそのことに気がつきました。前々からどうも画面が平坦な感じを
受けていたんだけど、影が少ないのも原因のひとつのようだ。
　意図的にやっているのかもしれませんが、もう少し多くてもいい気がする。

　当時の生活風景をアニメで観ることができるシーンが楽しみです。
　今回は新聞にアイロンをかけているところ。これも仕事のひとつだったみたいですね。

　今回は使用人の仕事部屋みたいな所が描かれていて、メイド服もスーツも
いっぱーい！　という夢の画面でした。あああああ、もうたまらない。萌え萌え。
　あとアル達じーさん衆のよれたカードも、使い込み感があってグーでした。

　内容は原作とほぼ一緒の話しなんですけど、アニメにするとウィリアムの馬鹿っぽさ
が際だつな(笑)　でも今回のウィリアムの滑稽さは許せるというか、愛しい。
なにやってんだと自分につっこみたくなる行動は、恋を描く場合はあっていいと思う
ので。
　ここでハキムのはきはきとした行動を描くことによって、それではエマはなびかない
ということがわかるのですが、アニメだとすでにエマがウィリアムに惚れているように
見えるため、そのために断ったように受け取れます。
　アニメはそういう設定でいくのかな。だとしたら認識を改めねばならない。
　ちなみに私は原作を読んで、ここでのエマはウィリアムのことを「好き」と断言できる
ほどの、明確な気持ちは抱いていないと思ったのですよ。
　他人から「好きなのか」と問われると、なんだか言い訳つきで説明してしまうような
かんじかと。他人が分析すると「それが好きだっていうんだよ」と言われてしまうわけ
ですが(笑)

　ウィリアムはハキムがエマに気持ちを伝えたということを、察してしまいます。
そのもやもやとした気持ちをもてあまし、夜窓辺でくすぶるシーンは原作同様なの
ですが、アニメのほうはずいぶんと湿度の高い画面になってます。
ソフトレンズをかぶせたような、少しぼんやりとした画面の効果なんだろうか。
　ここは湿度があってよかったなぁ。