牙狼12話感想
・意地でも更新する。
今回の話しで親父さんの語りぐさになっている死に様と、鋼牙がガロの
称号を継ぐためにどれだけの努力と年月をひたむきに重ねたのかが明示
されたわけだが……鋼牙の父親大河役はフレディこと渡辺裕之さんてことで、
どういうキャラで出てくるのかと楽しみにはしていたものの
とうちゃんかっこいいよ!
と素直に感じようとは思わなんだ。
最初出てきたときは親父も白ロングコートかと思わず笑ってしまったが、
キャラクタが動いてしゃべると同じ白ロングコートでも印象が異なるな。
コートのデザインが違うこともあるけれど、おやっさんのほうが渋いんだな。
剣の構えからして印象がちがうんだよね。おやっさんはどっしりとしている
というか。これをみたあとだと鋼牙はまだまだだと感じる。
親父主役版牙狼も観てみたくなりました。子連れ狼。
前半はストーリーと呼べるものはないものの、シーンが印象的に映り
必要なものはきちんと伝わってきたかと。
父親の厳しさと優しさと、父親へ憧れ、ちょっとした不満も。
死に様も鋼牙をかばって死ぬというベタ具合なのですが、なんだか納得して
しまった。そんなものだからその後の鋼牙の必死さが自然に見えてしまったの
ですよ。
修業風景はシルエットで、時間の経過とともに体格が大きくなる鋼牙として
描かれるのですが、中高生あたりの鋼牙が抜けない父親の剣へのいらだちを
ぶつけ蹴りかますのには笑ってもた。年齢的にありそう。たいへんらしい
描写で細かいなぁと。
この修業風景の見せ方が気に入っています。時間の経過とひたむきさが見て
とれるいい絵でした。
ゴンザとちび鋼牙とのやりとりはほほえましく、ああ、こりゃ唯一心を許す
家族にもならぁねと納得。
こんなん知ってる人にはかなわんだろーて。ザルバとゴンザには
「逞しくなられた」と暖かい目で見守られてしまうのも致し方ない(笑)
やられ役のホラーにぜんしろうをキャスティングしたのはどういう意図があって
のことだろう。別の俳優でもいいような気がするのだが……悪くはなかった
んですけどね。
親子過去話をはさむタイミングがうまい。キャラ背景や過去話は早すぎても
遅すぎてもピンとこなくなるネタだと思うのですよ。
視聴者が登場キャラクタ達に愛着を感じ始め、それゆえどんな背景があるのか
気になってきたところで差し込まれる過去話は、キャラクタへの好奇心が満たされ
より愛着がわくという効果をもたらしているような気がする。
なんだか誉めまくり感想文なんだが、いやもう素直に面白かったんですよ。
大河の追っている「元魔戒騎士だがホラー化した同僚」というのは結局
仕留め損なっており、ここいらが零まわりの伏線になるのかなーと妄想。
騎士でありながらホラー化いうのが不名誉なことだとすると、系列から除籍
抹消ということにもなるのかなと。ゆえに零はどの家系にも名前がないとか。
年明け放送1回目はザルバ解説の総集編。ここいらで設定が語られそうだ。
推測の材料が出てくることと、鋼牙やカオルについてのコメントもするそうなんで
面白い語りを期待してます。
ザルバ声担当の影山ヒロノブさんがいいキャラ作ってるんですよね。こんなに
上手いとは思いませんでしたよ。
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