牙狼19話感想
・リアルタイム視聴をやりたいんだが、観たら徹夜しそうでなぁ。
観るところがたくさんありすぎてどこを見ていいのかわからん。
というのが今回の感想。見所多すぎて焦点がしぼれません。牙狼はたまに
そういう時があるんですけど、こうなると構成要素は濃いくせに薄味に感じる
んだよなぁ。ドラマ部分と設定開示とアクションシーンの全てが詰まっているのは
いいが、30分でやられるとぎゅぎゅう詰めで何を食べたんだかわからん。
贅沢だとは思うんだが……
前後編の後半、話のオチ部分が放送されたわけですが、オチ部分に新たな要素が
もりもりと入っておりますよ。
魔界業界では伝説になっているホラー喰いの魔戒騎士の実像と、三神官どのもの
素性・思惑。今回はがつんと情報が公開されましたな。
三神官とコダマはホラー喰いの騎士キバに傅いているわけですが、こいつが
めっちゃ強い。1000体のホラーを喰らうと超パワーアップ&不老不死という
ステキ状態になるようで、キバは間違いなくその恩恵を受けている。
前半のvsゼロで黄金騎士は強いなぁなんて眺めていた私ですが、vsコダマで
苦闘し巨大ホラーに騎士二人がかりでもで太刀打ちできない鋼牙と零を見たあと
だと、どうやったらキバに勝てるのかさっぱりわからん。
いやまぁキバが敵だと決まったわけではないのですが、少なくとも零はこいつに
恋人を殺されているわけで、すんなりいくとは思えんですよ。
三神官がいう「死人を蘇ららせる力を持った(持っているかもしれない)あのお方」と
いうのは、キバのことでいいんだろうかなー。三神官は魔戒騎士たちにホラーを退治
させ、斬った剣にたまった邪気を魔界に送り返しているとみせてキバに貢ぐ。
そういう構図が見て取れます。
でもって京本政樹さんこと龍崎駈音に思わせぶりなシーンが。龍崎=キバの暗示
に見える。時代劇よろしく「先生、おねげぇしやす!」「どうれ~」てな感じでいよいよ
登場?! 龍崎先生始動なるか。
キバは重装系のキャラに見えました。使用武器がハルバードなところはかなり
ときめいた。こいつの登場のおかげで槍や棍が武器で機動力重視系の魔戒騎士も
かっこよかろうなと妄想したくらいに(笑)
キバは武器は長物だけど動作には重力がある印象。一撃に重い力が乗っている
かんじ。
コダマは前回に引き続き見せ場てんこ盛り。戦闘で乱れた頭髪をなでつける
シーンも効いてます。せりふはないキャラだけど動作でイメージが作られていますね。
コダマは瞬きをしないところもキモだと思うんよ。得体が知れなくてよいよい。
冒頭のガロゼロ対決は最終的にはガチの殴り合いになっているのが笑った。
やはりそこに落ち着くのか。
二度ほど殴り合いをしてみるとお互いうち解けるのか、鋼牙が零のことを名前で
呼んでいましたよ。喧嘩で仲良くなる法則が働いております(笑)
このあと鋼牙は邪美に傷を手当してもらえたけれど、零はどてっ腹に剣突き刺さ
れてえらいことになってるんじゃなかろうか。相当糖分をとらないと回復できなさ
そうだ。つまり接種した糖分で傷口を固めて治す(違います)
と思ったらここ勘違いだよ其の1。
ガロがゼロに剣を刺しているシーンは、この流れだと次にこの手がうてるという
鋼牙の「読み」の部分なんですね。
画面がモノクロに変わっていることに指摘をいただくまで気がつきませんでした。
憎しと思っている鋼牙の頼み(剣を魔界へ送り返せ)を聞くか聞かまいか迷っている
シーンで鋼牙が、「俺たちは魔戒騎士じゃないのか?!」と叫ぶシーンはかっこよかった。
そこで零が本質を取り戻すところもさすが騎士というかんじ。それだけ使命に縛られて
いる職業だともいえるんだけども、そういうところも牙狼キャラの魅力だろう。
ゼロの剣撃残像時間差攻撃もかっこよかったです。
鋼牙も零も生身流血というのはやらない方針なんですかね。いっぺん見てみたいん
だけどな。かっこよく口端や頭からツルーっと。あと鼻血とか(そっちかよ)。
邪美姉さんは木っ端みじんに吹っ飛んでお亡くなりになってもた。あああああ……
邪美はちょっとせつないね。憎からず思っていた幼なじみが立派に成長したところ
に再会して、やはりいい男だと再認識できたものの相手の心にはすでに他の女が
いるわけよ。フリーなら放っておかないんだけど、女のために手を貸してくれとか
言ってきやがるんです。かなりぞっこんなご様子なんです。しかもせっぱ詰まって
いっぱいいっぱいになってやがる。そんなふうに懇願されたら手を貸すしかないじゃ
ないか。まったく損な役回りだよ。いいか、私が手を貸して守り抜けませんでしたは
なしだ。絶対に守り抜くんだ、いいね! といったところに見えました。
……すいません、途中からちょっと邪美風味な文章に……ガクリ。
私にはめっちゃいい女だったよ。こんな状況下ではない鋼牙と邪美の会話を
観てみたかったなぁ。
鋼牙が邪美に紅蓮の森でヴァランカスの実を取る手伝いをしてほしいと頼む
シーンは、なんでああいう撮り方になったのか気になります。鋼牙は背を向けて
頼み事をするんですよね。キャラクタの性格を考えるとそれもありなのですが、
私にはなんかこう、相手にとっては辛い頼み事をしているように見えたですよ。
やっぱりあれか。色恋にはうとうい鋼牙といえども邪美の気持ちには気づい
たってことでいいんだろうか。
個人的には邪美の気持ちがそこまではっきりしているっちゅうところはピンと
こないんだが。
前回今回で描かれた邪美というキャラをみるに、気持ちがわかっているなら
成長するまで顔も見ずなんてことはしないような気がしたんですよね。積極的な
キャラではないんだけど、自分の売り込みはそこそこしそうだなと。
鋼牙が邪美のことをすっかり忘れてたなんてことにはならんだろうよ(笑)
シナリオ上の都合でそうなっているんでしょうが、邪美の気持ち設定はもう
ちょっと丁寧に描写していただけたらよかったのになぁと。鋼牙に惚れている
という設定は理解できるものの、裏付けがほしかった。
しかしそこを描いてしまうとくどすぎるか? このくらいでちょうどいいの
だろうか。うーん。
このへんは人それぞれ印象は違うでしょうね。こんなことを書いている私も
「そういうもんです」と言われたらそんなものかと納得してしまいそうなんだ(笑)
でもって読みどおりにカオルも鋼牙もそれぞれ諭される展開に。
邪美も鋼牙も信用できず二人の元から飛び出すカオルにすかさずゴンザを差し
向けるあたり、鋼牙も学習したというかよくやったというか。ここでまた離れたらもう
会えないだろうということに勘が働くのはあれか、野生の勘ってやつなのか(笑)
と思ったらここ勘違いだよ其の2。
ゴンザに連絡をとりたいと言ったのはザルバなんだな。
先週冒頭ではかなりクールなところを見せていたザルバですが、ここでカオルを
逃したらもう後はないとわかっているのか、兄貴っぷりを発揮してしますな。
ゴンザに諭されるカオルのシーンでは、カオルよりもゴンザの鋼牙ラブラブっぷりが
印象に残りました。家族なんだなぁと。二人のことを考えて叱咤しているのがわかる。
でもってゴンザに泣きつくカオルを見ていると、ゴンザは二人から信用されているん
だと思うのですよ。このシーンは好きだな。
来週の牙狼はいよいよ仲直りですよおっかさん。
なし崩し的(ろくな会話もないままカオルダウンとか)に仲直りするのか、きっちり
課程を描くのかが重要なんだ。
鋼牙×カオル者にとっては最重要事項なんじゃよー!
このままぐだぐだになると胃に穴が空きかねん(笑)
カオルは命の100日タイムリミットを振り切れるのか、それとも執行猶予がつくだけ
なのかはたまた死ぬのか。そのへんは今後の展開にかかわってきそうである。
いや死ぬのは勘弁。マジで。
予告では何かに驚いたような表情を見せていたカオルですが、あれはどういう
状況なんでしょうかねー。
ところで
……仲直りはするよな?(もうそこからが心配になってきている)
邪美の「護るべきものが見えない」っていう台詞が痛々しい限りです。
こんな孤独な仕事してるのに、使命感まで見失って虚しいでしょうね。
夢を追う人を見るときのある種のまばゆさ&苛立ちみたいなものを、鋼牙を見る目に感じます。
背を向けて頼む鋼牙という所には同じく引っかかりを感じているのですが、邪美の
心境というのは、読ませていただいて納得がいきました。
そこはかとなく邪美→鋼牙(?)なのは見て取れたものの、子供の頃以降は、
1、2回見かけた程度という設定が先にインプットされてて、すっかり姉ちゃんと
弟モードに入っていた私にはなかなか辿り着けなかったです。
暗黒騎士の謎解きはカオルの記憶(しかもカルネせんせーに操作されてる?)に
かかってるんじゃないかーと考えているので、カオルはきっと生き延びてくれると
思うのですが、執行猶予という線もありましたか…ははは。
いえ、私も副作用で記憶が飛んで、二人で記憶探しか、とか考えました(笑)
はじめまして。
せつがさんの感想、いつもうなずきながら楽しく読ませていただいてます。
ところで今回の最初のバトルで鋼牙は零を刺してないです。致命傷を与えることを恐れて剣の柄の方で当て身しているだけです。(零は前回鋼牙に突き立てた剣をぐりぐりさせてて 私は「ひどい~」とか叫んでましたけど。)優しいんですよね。零が何故自分を殺そうとしているのか、たぶん誤解なのだ というのがバトル中にもわかったでしょうし。だけど零にしてみたら屈辱的ですよね。でも「なぜ?」っていう思いもあったからとどめを刺すのに一瞬ためらいがあったのかな、なんて思いました。
●たりさん
浄化の剣を魔界へと送り返す前の鋼牙と邪美のやりとりは、印象的な
いいシーンだでした。
自分よりも一歩先へ進んでしまった(守るべきものを見つけた)幼馴染みが羨ましい
のと同時に、先へ進まれてしまったゆえの寂しさが見て取れます。
鋼牙と邪美の関係が弟と姉という意見は新鮮でした。全然頭になかったんですけど、
この二人はそういうふうにも見えるなぁと。
邪美と鋼牙がしゃべっていると、カオルとは違って邪美のほうが先行するような
印象なんですよね。邪美のほうが気持ち一枚上手みたいで、それゆえ姉弟にも
見えるのかもしれません。
邪蓑性格はものの言い方から竹を割ったようにカラっとしているように思えるのですが、
心うちの柔らかさは行動から見て取れて、この一連の流れでは見た目のサバサバ感が
むしろ何かに耐えるように見え切なさ倍増です。
カオルの命100日タイムリミットが解除されたらカオルは話にからまなくなるなーと
思っていたのですが、そうでした。記憶の謎があったんでした。すっかり忘れて
いましたよ(笑)
龍崎先生がカオルの記憶に関してあれこれミスリードしている可能性もありますね。
以降先生の本筋へのからみが楽しみです。
●匿名の方
はじめまして。牙狼の感想を楽しんでいただいているようでなによりです。
そしてツッコミをありがとうございました。
素で間違えておりましたよ! ぎゃー!
ご指摘をいただかなかったら勘違いしたすっとこ文章を載せ続けることになるところでした。
ありがとうございます。
と、もう一度確認してみたのですが、やっぱり刺してませんか?
ただし浅めみたいです。剣を刺してそのあと深く突き入れるのをためらい、かわりに
柄で殴りつけているんように見えました。
指摘をいただくまで柄で殴っていることには気づかずにおりまして、刺した気満々で
いましたよ(笑)
一度目に観たときは鋼牙のためらいにも気づかずに観ていたようで、見返してみて
やっとあれこれ気がつきました。
リアルタイム視聴はせつがさんレベルになると完璧にテンション上がって
徹夜になりそうなので止めた方がよろしいかと(笑)今回も眠気吹っ飛んだし・・・。
ガチの殴り合いは仮面ライダークウガのラストバトルを思い出して吹いた。
あっちは雪の降りしきる雪山で血ィ垂れ流しながらの
美しくも熱いバトルだったのですが。
コダマの頭髪なでつけもそうですが鋼牙が彼の喉を突いて声の攻撃を封じたり
vsコダマは彼のトリッキーな殺陣も含め芸が細かくて目が離せなかったですよ。
確かに激強なんだけど変身を阻止しようとしてたあたりガロに変身してしまえば
倒せるんじゃないでしょうかね。
ワンダと巨像みたいなホラーバトルになっておいおいとか思っていたら
ラスボス登場でこれまたびっくり。
三神官と関係有りみたいでしたが他の番犬所もそうなんでしょうか。
ラスボス=龍崎なんですかね、やっぱり。今更新キャラだしてもアレだし・・・。
不老不死になってるのなら鋼牙パパ殺した時から年とって無いわけで
今の風貌でも納得はできる。
でも京本正樹なら武器はハルバードじゃなくて糸(ワイヤー?)とかがよかったかも(笑)
こんにちは。TBはしていましたが、コメントするのは初めてです。いつも面白く読んでいます。
背中を向けて鋼牙が頼んでいたのは、ホラーの返り血を浴びた人間は殺さなくてはいけないのに殺さず、なおかつ浄化しようとしていることに、邪美が批判的だからだと感じました。
批判的な人間に、危険な紅蓮の森へ同行してほしいと頼むことに対する引け目がそうさせたのかなと。
お返事ありがとうございました。
匿名にしたつもりはなかったんですがスミマセン。
しつこい、と思われたら嫌だな、と思いつつ(^_^;)
刺しているシーンはモノクロになっていたので
あそこは鋼牙の想像で、そうなってはいけないから
柄の方で当てたのだと思ったのですが・・・。
●MSZさん
せつがさんレベルとはいったいどういうことでしょうか。
さっぱりわかりませんととぼけてしまいたいところですが、おっしゃるように
リアルタイム視聴なんぞしたら徹夜で感想を書いてしまいそうです(笑)
正月前まではのんびりしたもんだったんですけどね。
コダマ戦は力押しではないバトルなのがよかったです。
変身してしまえば勝てるのでしょうけど、作中でも見せたようにコダマは
変身させまいとしてくるんですよね。そのへんもにやつけましたよ。
キバ=ラスボスなんですかねー。阿門法師がいっていた「強大なホラー」
というのが今回の12合体ホラーではないとすると、まだこいつも残ってます。
謎を上手い具合にヒキに使っていますよね。
ところでグウガのラストバトルはそないな燃えロケーションだったのですか。
やたら熱いものを想像してしまいました。
●mk.comさん
はじめまして。こちらこそいつも楽しく感想を拝読させていただいています。
鋼牙が背を向けて邪美へ頼み事をしている理由ですが、この解釈には思い至らず
なるほどと。
反対している人間にそれでもやってくれと頼む引け目というのは、背を向けての
頼み事になった理由のひとつにありそうです。
……このシーンの鋼牙は引け目だらけです(笑)
mk.comさんは鋼牙は邪美の気持ちに気がついていないという解釈なんですね。
鋼牙は気がついているという感想はあちこちで見かけて、その解釈だと納得
のいく演出でもあったのですが……邪美とのやりとりの中から彼女の気持ちを
察するぐらいなら、番組初期時に見られたカオルが誤解するような行動は取ら
ないような気がして、それゆえに解釈に迷ってしまいました。
●さむさん
どなたにあてた返事なのかわかるようにするため匿名の方と書きました。
名前を記入しなくてもコメント投稿できるようになっているのでお気に
なさらずに。
で、件のシーンをもう一度確認してみたところ刺してませんでした。
それと同時に自分のへちょさ具合にぐんにょりしましたよ。いったい何を観て
いたのかと。きっと私の観た19話は幻の19.5話、などと逃避したくなる勢いで
内容みえてませんでした(笑)
剣を刺してるシーンは画面がモノクロに変わっていて、ここからこういう攻撃に
つなげることができるという鋼牙の「読み」のシーンなんですね。
剣を刺したのか刺していないのかという部分のみ意識して観ていたせいなのか、
画面がモノクロになっていることに気がついていませんでしたよ。とほほ。
というわけで感想を訂正しております。
ツッコミありがとうございました。