エマ7巻

 ・復活しました。
 本日は天気もよく、半徹夜明けの午前中の日差しと青空が目にしみた。
こんな日に坂本真綾のActiveHeartかけて車を流したら、仕事なんかしたくなく
なるってもんだよ。
 ぼちぼち通常営業に戻ります。

 ・牙狼で零役をやっていた藤田さん自らが「違和感なくすごく似合っている」と
言うロリータ女装姿ってどんなのだ(笑)
 女装が似合う顔立ちではないような気はするが……

 ・押井守のケルベロスシリーズがラジオドラマ化するそうなので、ちょっと興味が
ある……が、このシリーズ、物語が面白いから気になっているんじゃないんだよなぁ。
 はっきりいって私の頭じゃよくわからんよ。それでもなんとなく興味を抱いてしまう
のは、こういった世界観と見せ方だけでも、なんとなく楽しめてしまうからなのかも
しれない。
 ばりばりの仮想ミリタリでもって学生運動の延長のような内容で、滅びゆく部隊
とか犬とか、立ち食いを抜いた押井テイスト全開のシリーズという認識がある(笑)
 「人狼」は押井さんと観客の間に沖浦監督というクッションが入ったせいなのか、
ケルベロス物(といっていいのかわからんが)としては普通の映画として楽しめる
ものになっていたんじゃないかと。

 しかしラジオドラマか。これだとプロテクトギアのステキっぷりが拝めないのが
残念だな。ギアのビジュアルはものっそい好きだ。かっこいい。

 

エマ7巻

 

エマ7巻 エマ7巻
森 薫

by G-Tools

 ポケット六法並の分厚さでお届けされました(笑)
 漫画にしては分厚い。

 19世紀イギリスの空気を感じるブリティッシュロマンス最終巻。
 おーおー、ウィリアムが大啖呵切り。最後の最後で男になったのう。
 「俺たちの戦いはこれからだ!」という締め方ではあるのだが、物語は二人が
今後どうなるのかではなく、二人がどう生きることに決めたのかにあると思って
いるので、ラストに不満はありません。
 メイドのエマとしての物語はここで終わり。これからは社交界に新風を吹かせて
しまうかもしれない(本人に自覚はないが)挑戦者エマとしての物語だ。
この先の二人を見たいという欲求は薄い。
 36~38ページに泣きそうになってしまった。自己嫌悪に陥りながらも制御
できない感情を淡々と語られてグっときた。アメリカへ渡ってからのエマの独白は
どれもいい。

 エレノアは辛いところだなぁ。このキャラを変に救済しようとしなかったところは
よかったなと。この痛々しさはメイン二人がわがままを通したことによる歪み
というかツケでもあるので、目をそらしてはならんよな。

 ウィリアムに抱きしめられて「ふんぎゃー!」というエマの顔が好きです。
きゃあとかそういう擬音じゃないよなあれは。ふんぎゃーだ(笑)
 ラストでウィルが羽織っているコートはどういうコートなんだろう。エスコート
できる作りになってるんですよね。気になる。
 あとがきの「ヴィクトリア朝デフォルト恋人ポーズ」ってのは本当なのか。
ひざだっこて!! あの時代の書物か新聞かなにかにはあんなラブいシーンや
挿絵が残ってるというのかー!? あなどれん……(笑)

 森薫さんは平野耕太さんと同系列の描き方をするかたに思えました。
平野さんよりはコマ割りが細かいんですが、動きの切り取り方が同系列なの
かなと。

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  1. 2006-05/27

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