ENGINE

　◆ねんどろいど「アロウン」の画像は初めてみたな。

　フィギュアメーカー・グッドスマイルカンパニー勤務 『ミカタンブログ』

　細かいところまでちゃんと作ってあるんですね。

　◆風色サーフは眠っていた色んなものを目覚めさせてくれやがりました。
　

　◆フライボーイズは今度は吹き替えでみる。

　第一次世界大戦から二次大戦前くらいまでの、レシプロ機萌えが高じて映画に
手を出してしまった……紅の豚もいいけど実写のが見たかったんだーという
わけで、レンタルして観てみましたよFLY BOYS（フライボーイズ）.

フライボーイズ プレミアム・エディション [DVD] ジャン・レノ, マーティン・ヘンダーソン, ジェニファー・デッカー, ジェームス・フランコ, トニー・ビル ジェネオン エンタテインメント 2008-03-21 by G-Tools

　製作費70億かけてCG使ったドッグファイトがウリっちゅうことでしたが、
CGやんのって金かかんのなーという感想になった。悪くはないけどちょっとだけ
浮いてね？　という印象がある。セットを使った場面との切り替えに、それが
助長されてんのかな。空を飛んでいるシーンでもカメラが寄ることが多く、なんか
空の広さがあまりない感じを受けた。
　しかしカメラが寄らないとキャラが誰なのかわからない罠。ゴーグルつけてて
判別しにくさ倍。戦闘機に個別マークは入っているものの、シーンで1度見たきりでは
覚えられん(笑)
　とはいえ搭乗者むき出しコクピットな複葉機、三葉機でのドッグファイトが
もりもり拝めて、飛行服にゴーグルに軍服＋背景には整備のみなさんの活躍風景と、

　ドラマとかはいい。飛行機を映すんだ。

と言ってしまいたくなる映画ではあった。
　いやすいません、ドラマも重要です。ただこの映画のドラマは特別面白いもの
でもなかったな。友情ありラブロマンスありとネタとしては王道でいいんだが、
時代が時代の空戦映画なもんで、キャラを覚える前にバンバン死んでしまい
思い入れがしにくいんだよ。
　あと私が飛行訓練とか装備品とかに気がいっていたというのもありそうだ……

　ラストには主人公と敵エースとの一騎打ちがあるんだが、その決着のつけ方が

　これでいいんかー！

　と突っ込んでしまうようなオチ。
　いや戦争だしありだよな……むしろ実際にはこういうのが多かったのかもしれ
ないと思うものの、騎士道精神あり時代の飛行機乗り同士のロマン入った
空戦で、あれはどうなんだという、いう……あがー。
　

　舞台となるのは「ラファイエット飛行隊」という、フランス指揮下でアメリカ人で
構成された部隊で実在したようです。
　ライオンを飼っている部隊で「これはねーだろw」とつっこんだが、現存する
写真にしっかりライオンの子供が映っておりドリル土下座した。
　いやもうなんでライオン飼ってんだよ！(笑)

　個人的見所は満載でした。
　かっこいい動きがたくさんあるドッグファイトはまさに見所。実際にはこんなに
動けなかったんじゃないかとは思うが、あのかっこよさの前には「細かいことは
いいんだ！」と言ってしまいたい。くるくると舞う戦闘機が楽しくてしょうがない
のですよ。
　最初はメンバー達全員「まんまと的になるような単調な動きしやがって」と
ハラハラするようなボンクラ動作をしやがるんですが、生き残ったメンバーは
着々と腕をあげ、いい動きを見せるようになるんですよね。
　後ろを取られる＝死な勢いですので、後ろを取られそうになるたびに
「うしろー！」と心の中で叫んだ(笑)
　先輩パイロットのキャシディーが渋くていいな。こいつとドイツ軍ライバルとの
一騎打ちは見所No1です。飛行機の動きがかっこいい。

　飛行服の全身と質感がわかるのはよかったなぁ。飛行訓練も「こういうことを
やるのか」という内容だったし、実際に戦場に出るにあたっての小道具とかも
興味深かったです。
　他にもこの時代あたりの映画はあるので（そうとう古いが）、レンタルしてたら
みたいところ。

　「風色サーフ」好きにはニヤリとできるかもしれないものをちょっとだけ。
　まぁ箇条書きマジックだ。
　超絶ネタバレを含むので以下は隠します。

　・主人公は小さな女の子からお守りとしてぬいぐるみをもらう。熊だけど。

　・懐にいれて出撃。

　・先輩パイロットと爆撃機を墜とす任務に出撃→先輩は被弾→先輩はこれまで
かと爆撃機に特攻して爆散任務完了。

　・首に弾がかすって流血なシーンあり。

　・敵エースとの一騎打ちは拳銃発砲にてオチがつく。

　箇条書きにすると似ている気がする不思議。こんなもんどこにでもあるネタだし、
両作品ともまったく違う描き方をしているのだけど、風色をやったあとだとニヤリと
できるかなと。