軍靴のバルツァー14話感想
◆「東京バベル」はドラマCDを無料配布するそうで。
本編の前にあたるエピソードのようですが、77分ほどシナリオを書いたという
ライターさんの呟きが。先行無料配布CDにしては気合い入りすぎじゃないですか?!
配布方法は追って告知とのこと。ぜひとも聞きたいところなんだが、手に入れられる
かなぁ……そこがなぁ。
きっと秋葉原やソフマップなどの量販店で配布だろうから、私には入手が難しという。
今回は支配者とその他カテゴリのキャラにショートストーリーとサンプルボイスの
追加があったんだが、見てくれが怖いキャラほどサンプルボイスがひどい(笑)
6月号表紙は「軍靴のバルツァー」→6月号はヒロイングラビアコンテスト優勝者が
表紙を飾るとの告知→軍バル表紙=ヘルムートがグラコン優勝 ということで、
ヘルムートがヒロイングラビアコンテストでトップをとりました!
軍バルが表紙とわかってから騒いでいたものの半信半疑だったんです。
だって@バンチにはBTOOOMのヒミコがいるじゃないですか。それにヘルムートが
大活躍したエピソードがあったわけでもないので、グラコン優勝はないだろうと
思っていたんですよね。
もちろん優勝したらいいなー表紙だよーと思いましたし、私は迷いなく1票を投じた
わけですが。
結果優勝ということで嬉しいしお祝いだーとは思うものの、未だに信じ切れない
自分がいるw
そんなヘルムートのエピソードが今月のお話。
彼女がなにゆえ男として生きているのかが明かされます。
推測の通り「お家の事情」で嫡男として台帳登録され、自分が継承予定の領地が
あり騎兵連隊をも持っているとのこと。
巻頭カラーでは幼少期のヘルムートと、おそらく領地にいる連隊の制服?を着た
ヘルムートが描かれています。
制服は違うんですね。帽子についているマークが違いますし、上着も短くて
ベルトの位置が上。印象としてはちょっと昔の軍服という感じでした。
でもってここのヘルムートの塗りがえれーことになってんですよ。
このヘルムートの下半身の塗りエロすぎだろ!
制服のパンツが戦隊物のピチピチスーツ状態な塗りが乗っており、
身体のラインがガッツリ見えちゃって、いわゆる「ぱんつはいてない」の一種で
あばばばばえろーーーー!!!!(咆吼)
グラビアイラストでも思ったけれど、ヘルムートは腹とか腰とかでアピールする
イラストやカットがくるな。グッジョブ!
ところ領地に騎兵連隊持ちってどういうことなんだろう?
この騎兵連隊は私兵なの? そうではなく国軍の連隊駐屯地があるってことで
いいのかな? こういう駐屯地が領内にある貴族は、駐屯地所属の連隊を率いる
ものなん?
今回のエピソードでは「どうなってるの?」と疑問だった部分もあれこれと解明。
ヘルムートは性別隠して士官学校で学んでいるのではないようで、校長は
わかってて入学させてる。でも学生たちが性別を知っているのかは謎。
話の流れからは知らないでいるんじゃないかなーと思っています。
だってそうじゃなければグーパン殴り合いの乱闘かまして、ヘルムートと同級生
双方が鼻血だしてボロボロとかないかなーと思ったので。
ひとりだけ暴動鎮圧に参加しなかったヘルムートが後々学内でどう言われるのか
気になっていたところ、しっかり揶揄されてて「やっぱりそうなるか」な展開に
なりました。
「サーベル童貞」いわれたヘルムートはブチギレ乱闘懲罰房行き。人一倍努力
してきただけに鎮圧から外されたことは屈辱なんだよね。
バルツァー相手に胸中を吐露するシーンはよかったなぁ。ヘルムートの正直な
気持ちが見えたし、対するバルツァーも先生っつか兄貴分してて、ヘルムートの
頭をぐしゃーって撫でるのもよかった。
と、思ったらここで今月のヒドイ顔がw
「俺に配慮しろ」顔のバルツァーがとんでもねぇw 生徒を前に「面倒臭ぇ」とか
本音漏らしすぎだからww 先生してるとは思ったらこのオチだよ!
毎月お約束のように入るバルツァーのヒド顔ですが、今月もいいキレ味でした。
もうね、このヒド顔を拝まないとなんか物足りないかんね!
このあとはバルツァーの講義のシーン。
ここで「おお!」と思ったことが。史実では作中モデル年代になると城壁は
なくなってきていると教えていただいたんですが、それがまんまセリフに
登場しているんです。
軍バルは架空戦記学園物ですが、モデルと思われる史実と一致するような
ところがでると好奇心わいてきますねー。
この講義には第二王子が紛れ込んでいてまたも無茶ぶりをされるバルツァーが。
まず紛れ込んでいることに気づけ!(笑)
そんな無茶ぶりは騎兵vs自転車レースという形になって発動。
なんかここから先は自転車レース漫画に。しかも1800年代中盤以降がモデルの。
自転車いうても現在みたいな形のじゃないから! 前輪がやたら大きいあれ
ですよあれ! どんだけマニアックなの……最高だが!!
自転車組はバルツァーとヘルムート。
ここでのヘルムートが屈辱に顔真っ赤にして身体振るわせてて、えーそのー、
なんだかかわいいです。(巻頭カラーもエロ目線で見ちゃってその、すまない……)
最初はこんなんだったのに、最終的には「うおおおおお!」と雄叫びあげて
歯ぁ食いしばってシャカリキチャリンカーになってるヘルムート。
土ついて汚れて傷つくってるはずなのに、最後にはバルツァーといい笑顔を
見せてるとかすっげ青春レース漫画のノリじゃねーのよ! なにこのさわやかさ。
今月号のエピソードは丸々1本ヘルムートの魅力満載! ってな内容だと
思います。悩む顔落ち込む顔咆吼をあげてる顔笑顔、表情がどれもいい!
ヘルムートはあまり女の匂いを感じさせることのないのだけど、むしろそこが
気持ちいいキャラだなぁと。グーパンの喧嘩して鼻血とかチャリンコ雄叫びとか
好きなシーンです。
(「いや露骨に女だろ」って感じるとしたら、それは受け手の問題だと思う。
その、すまない……)
そのくせ巻頭カラーの塗りだったりシルエットだったりで、「女だよな」と
ふと気づかされて、その「ふと」にどきどきしてしまうんだよなぁ。
「暮らしのワンポイント」は自転車がテーマ。
自転車を担いだヘルムートのカットがありますが、これものすごい装備萌えした。
いいなこれ!
月刊 コミック@バンチ 2012年 06月号 [雑誌] 新潮社 2012-04-21 by G-Tools |
次号では「弱虫ペダル」の渡辺航さんと「ぼくらの」の鬼頭莫宏さんが
読み切りで登場。
今回自転車漫画になってた軍バルに続き、自転車漫画を描いてるお二方が
くるとかなんの符合だ。そしてよく引っ張ってくるなぁ。びっくりですよ。
貴族の領地が公的なものである以上、その軍隊も公的なものです。
部隊の編成・維持は貴族・領主が負担し、戦時下には国の指揮下に入るのです。
貴族制度が公的であった時代では、徴兵した領民を率いた領主が戦場へ馳せ参じたものです。
戦国大名をイメージして頂けると近いと思います。
コメントありがとうございます。
ヘルムートのいう領地に騎兵連隊持ちというのは、
>部隊の編成・維持は貴族・領主が負担し、戦時下には国の指揮下に入るのです
ということなんですね。
戦国大名をイメージすれば、とのコメントになるほどと思いました。
とてもわかりやすかったです。